United States Computer Emergency Readiness Team (US-CERT)は9月19日(米国時間)、「Google Releases Security Updates for Chrome|CISA」において、Google Chromeに複数の脆弱性が存在すると伝えた。これら脆弱性を悪用されると、攻撃者によって影響を受けたシステムの制御権が乗っ取られる危険性があるとされており注意が必要。

脆弱性が修正されたプロダクトおよびバージョンは次のとおり。

  • Google Chrome 77.0.3865.90 for Windows
  • Google Chrome 77.0.3865.90 for Mac
  • Google Chrome 77.0.3865.90 for Linux

脆弱性に関する情報は次のページにまとまっている。

  • Chrome Releases: Stable Channel Update for Desktop - Wednesday、September 18、2019

    Chrome Releases: Stable Channel Update for Desktop - Wednesday, September 18, 2019

Google Chrome 77.0.3865.90は4つの脆弱性が修正されている。そのうちの1つは深刻度が重大(Critital)と評価されており注意が必要。Googleは報告された脆弱性に関してバグ報奨金を支払っているが、重大に位置づけられる脆弱性はまだバグ報奨金の金額が確定しておらず、影響度を評価している最中と見られる。

  • メニューから「Google Chromeについて」を選択してアップデートを確認する

    メニューから「Google Chromeについて」を選択してアップデートを確認する

Google Chromeのアップデートはメニューから「Google Chrome」についてを選択することで実施できる。アップデートが存在していれば、上記のスクリーンショットのような表示が行われるため、指示に従ってGoogle Chromeの再起動を実施すればよい。