レノボは9月5日（現地時間）、独ベルリンで開催の家電見本市「IFA 2019」にあわせ、新たな戦略「Smarter Technology for All」を発表。スマートホーム、PC、AR、モバイルといった製品群の新製品を発表しました。コンシューマー向けプレミアムPCとして、Yogaシリーズは4機種を新たに投入します。
-
新しいYogaの4製品が登場。なお、日本での発売は未定です
新たなYogaシリーズは、Intelが提唱するProject Athenaにもとづき、PCのモダン化やスマート化に取り組んでいます。薄型化、軽量化に加え、AIを活用した機能も盛り込みました。例えばSuper Resolutionは、480pなど低解像度の動画を、1080pのフルHD動画にアップコンバートして再生する機能。Windows Media Player上で動作する機能ですが、より高精細に動画を再生できます。
-
低解像度の動画を高解像度化してくれるSuper Resolution
Q Controlは、AIを活用して本体の放熱とファンの制御を行い、パフォーマンスをコントロールしながらバッテリー駆動時間を延長します。キーボードのショートカットキーで素早く切り替えでき、静粛性を重視したStealth Mode、パフォーマンスを最大限にするMax Performance、そしてバッテリー駆動時間を15～20％向上させるIntelligent Coolingといったモードを用意しています。
-
Q Controlによって、パフォーマンスを維持しながらバッテリ駆動時間を延長できます
Modern Standby機能も備え、スリープ中でもスマートフォンのようにバックグラウンドでデータの送受信を可能にしています。
一部のマーケットでは、Amazon Alexaのサポートを提供。ロック画面での応答が可能になっているほか、他のスマートホーム端末の管理がスマートフォンアプリ並みになりました。言語は、まずは英語とドイツ語をサポートするそうです。
-
Alexaによる音声アシスタント機能を利用できます
Yoga C940
上位モデルの「Yoga C940」は、コンバーチブル型の2in1 PCで、フルメタルの高級感ある外観に、シャッター搭載でプライバシーに配慮したWebカメラ、Windows Hello対応指紋センサー、Windows Ink対応ペンといった機能を備えています。
-
Yoga C940
-
コンバーチブル型の2in1です
-
タブレットとしても利用可能
-
ヒンジ部にはDolby Atmosに対応したスピーカーシステムを備えます
-
本体側面
第10世代Intel Coreプロセッサを搭載したことで高いパフォーマンスを実現。4K HDR対応ディスプレイにDolby Vision対応、Wi-Fi 6、Q ControlやSuper Resolutionといった新機能にも対応します。
14インチモデルはCore i7またはCore i5、15インチモデルはCore i9またはCore i7を選択可能。15インチモデルはGeForce GTX1650にも対応します。ディスプレイは14インチの4K/フルHD、15.6インチの4K/フルHDと用意され、14インチフルHD以外はHDRにも対応します。
欧州での発売は14インチモデルが9月から、価格は1,499ユーロ～、15インチモデルは10月の発売で、価格は1,899ユーロ～となっています。
Yoga S740
Yoga S740は、高いスペックとProject Athenaによるモダンな機能を備えたPCです。第10世代Intel Coreプロセッサに、オプションながらGeForce GPUを搭載可能で、高い性能を発揮できます。赤外線とToFカメラを搭載したことで顔認証に対応。カメラの前から人がいなくなったらPCをスリープにして、戻ってきたら復帰する、といった機能を実現しています。
-
Yoga S740
-
天板
-
本体側面
14インチモデルはCore i7またはCore i5、15インチモデルはCore i9、Core i7、Core i5から選べます。14インチモデルはGeForce MX250 2GB、15インチモデルはGTX1650が用意されます。ディスプレイは14インチの4K/フルHD、15.6インチの4K/フルHDがそれぞれ選択可能です。
発売は9月から、価格は14インチモデルが899ユーロ～、15インチモデルが1,399ユーロ～となっています。
Yoga C740
Yoga C740は、第10世代Intel Coreプロセッサを搭載しながらコストパフォーマンスに優れたモデルです。15インチモデルはフルHDながらDolby Visionに対応したHDRディスプレイを採用。Dolby Atomosに対応したスピーカーも搭載します。
-
Yoga C740
-
本体側面
-
タブレットにもなるコンバーチブル型
CPUはCore i7とCore i5が選択可能。ディスプレイは14インチフルHD、15.6インチフルHDですが、15インチモデルにはVESA 400 HDR対応モデルも用意されます。発売は9月で、価格はいずれも899ユーロ～となっています。
Yoga C640
Yoga C640は、13インチフルHDディスプレイのコンパクトな本体ながら、第10世代Intel Coreプロセッサを搭載して高いパフォーマンスを備えつつ、さらにLTE対応モデムを搭載しています。無線LANがない環境でも常にネットワークに接続できるのが特徴で、バッテリー駆動時間が最長20時間という長寿命も実現しています。
-
Yoga C640
-
コンバーチブル型でLTE対応
-
本体側面
CPUはCore i7、Core i5、Core i3から選択可能。ディスプレイは13.3インチフルHDで、明るさが300nitsと400nitsの2モデルがあります。発売は10月で、価格は899ユーロ～となっています。
