Acerは、9月6日にドイツ・ベルリンで開幕するIFA 2019に合わせ、9月4日(現地時間)に記者会見を開催。第10世代Coreプロセッサを搭載するモバイルPCや、クリエイター向けノートPCの新製品を発表した。
ディスクリートGPU搭載で軽さ990、薄さ14.95mmの14型ノート「Swift 5」
昨年(2018年)のIFAで発表されたSwift 5は、15.6型液晶搭載で990gの軽さを実現していた。それに対し今回発表されたSwift 5の2019年モデルは、以前の14型液晶搭載へと戻されている。
ただ、CPUはIce Lakeこと第10世代Core i7またはCore i5で、最上位モデルではCore i7-1065G7を採用するとともに、ディスクリートGPUとしてGeForce MX250を搭載しつつ990gの軽さと14.95mmの薄さを実現している。CPUには内蔵グラフィックス機能としてIris Plus Graphicsを内蔵しており、ディスクリートGPUを省くことでさらなる軽量化を実現できるという。サイズは318.7×210.5×14.95mm。
ボディ素材にはマグネシウム・リチウム合金とマグネシウム・アルミニウム合金の双方を採用し、強度と軽さを両立。14型フルHDディスプレイは左右ベゼル幅が3.97mmに狭められ、画面占有率は86.4%に達する。
メモリはLPDDR4を最大16GB、内蔵ストレージは最大512GBのPCIe SSDで、Wi-Fi 6準拠無線LANも標準で装備。ほか、Thunderbolt 3ポートやWindows Hello対応の指紋認証センサーなどもある。バッテリ駆動時間は12.5時間。欧州での発売時期は2019年9月中で価格は899ユーロから、北米での発売時期は2019年11月で価格は899.99ドルからとなる。
ミドルレンジノートの「Swift 3」新モデルも第10世代Coreプロセッサに強化
ミドルレンジモバイルノートの「Swift 3」2019年モデルは、14型フルHD IPS液晶搭載モデルが用意される。CPUはIce Lakeの第10世代Intel Core i7、Core i5、Core i3で、最上位モデルではCore i7-1065G7を採用。ディスクリートGPUとしてGeForce MX250を搭載するモデルも用意される。
メモリはLPDDR4を最大16GB、内蔵ストレージは最大512GBのPCIe SSDで、Wi-Fi 6準拠無線LANも標準で搭載するなど、仕様は上記のSwift 5に近い。ただ、サイズは319.5×217×15.95mm、重さは1.19kgとやや大きく重くなっている。バッテリ駆動時間は12.5時間。欧州での発売時期は2019年9月中で価格は599ユーロから、北米での発売時期は2019年11月で価格は699.99ドルからを予定。