ソリトンシステムズは8月8日、インターネット分離環境での安全なWeb閲覧を支援する機能を搭載した「Soliton SecureBrowser Windows版(SSB)」の新版を出荷開始した。参考価格は、100ユーザーモデルの場合で100万円から。

  • インターネット分離構成での構成例

今回、ネットワーク分離環境でSSBを利用する場合のために、SSBに新機能を搭載し、新版として提供開始した。

SSBでインターネットに接続し、Webサイトからファイルをダウンロード、そのファイルを業務LAN内に一連の捜査で取り込めるよう、同社のファイル転送ソフトである「FileZen」との連携を実現させた。

これにより、インターネット分離環境における利便性をさらに向上させたとしている。

なお、関連するゲートウェイソフトである「Soliton SecureGateway」も同時にバージョンアップした。

新版の特徴としては、FileZenとのシームレスな連携機能、ブックマークのインポート機能、規定のブラウザとして設定可能、Webサイトのログイン認証情報(ID/PW)保存の4点を挙げる。

  • SSBでダウンロードしたファイルをFileZenへアップロードする画面

FileZenとの連携については、SSB上にダウンロードしたファイルを、ワンタッチでFileZenにアップロード可能になったという。これにより、インターネット上のファイルをより容易に業務LAN内に持ち込み可能になるとしている。

なお、FileZenの参考価格は188万円から。

ブックマークのインポート機能に関しては、日頃の業務で利用しているInternet ExplorerやMicrosoft Edgeのブックマークをエクスポートし、SSBの個人ブックマークにインポート可能。

規定のブラウザとしての設定については、設定後はメールなどに記載のURLをクリックするとSSBが起動するようになるという。

Webサイトのログイン認証情報保存に関しては、ログインフォームがあるWebサイトへのIDやパスワードといったログイン認証情報を保存でき、サイト表示時に自動入力及び自動ログインが可能になるとのこと。

従来は毎回ID/PWの手動入力が必要だったが、これが自動になるため利便性が向上するとしている。