NTTドコモの2019年夏新製品発表会では、新しい端末購入補助「スマホおかえしプログラム」が大きく注目されましたが、スマホ決済サービス「d払い」の機能拡充、時短できる料理キット「dミールキット」の提供、スマホのカメラで肌解析する「FACE LOG」の提供、「あんしんパック」のリニューアルなど、新発表された他のサービスの充実ぶりも見逃せません。

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    最新スマホ8機種が発表されたNTTドコモの2019年夏 新製品発表会。サービス面ではなにが変わるのでしょうか?

「d払い」に友だち送金機能

まず、決済サービス「d払い」では、3つの機能が追加されます。

1つめは「ウォレット機能」で9月末に提供予定。これはドコモ口座と連携するサービスで、銀行口座、コンビニのATM・窓口からのチャージや、他のdアカウントユーザーへの送金、銀行口座やコンビニATMへの出金がスマホの「d払い」アプリで行えるようになります。

友だちに送金できることから、発表会に登壇したNTTドコモ 代表取締役社長の吉澤和弘氏も「割り勘のときに、手間が省けますね」と笑顔で説明しました。実際、金銭のやり取りをデジタルで行えば小銭を用意する必要がなくなり、また履歴が残るので「払った」「払っていない」などのトラブルも避けられそうです。

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    「d払い」の機能拡充について説明する、NTTドコモ 代表取締役社長の吉澤和弘氏

来店前に注文、決済ができる

2つめは「d払い ミニアプリ」の提供で、2019年秋以降にアップデートが予定されています。dポイント加盟店のサービスをシームレスに利用できるプラットフォームになっており、ユーザーは加盟店ごとのアプリを個々にインストールする手間も、また認証、決済の手続きをする手間も不要になります。

特筆すべきは、事前注文・事前決済が可能になること。例えばマクドナルドなどの飲食店で利用すれば、店舗では事前予約したセットメニュー(d払いで決済済み)を受け取るだけになります。JapanTaxiなどのタクシー会社で利用すれば、現在地にタクシーを呼ぶことができ、財布に大きな紙幣しか入っていなくても、d払いで支払えるためドライバーにも優しいでしょう。

吉澤社長は「スポーツ観戦のスタジアムでは、席にいながらにして注文、デリバリー、決済が行えます。駐車場の予約、決済などにも対応していきたい。飲食、小売、あらゆる購買体験をお得に、便利にしていきます」と力を込めます。

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    「d払い ミニアプリ」を提供。まずはマクドナルド、JapanTaxi、ローソン、マツモトキヨシ、エディオンなどの加盟店で使えるようになります

お店側のQRコードを読み取って決済

3つめは「読み取る決済」で、6月末から提供予定。これまで“QRコード決済”と言うと、ユーザー側がQRコードを提示する決済手段のイメージがありましたが、今回のサービスはDigital Garage社のマルチQRを利用した「Cloud Pay」を採用したもので、店舗側がQRコードを提示します。

つまりユーザー側が任意のアプリで店舗のQR可能コードを読み取ることで、決済が完了。”なんとかPay”の乱立する昨今、店舗側でもスタッフの研修が間に合わないなどの問題が起こっていますが、これならQRコード決済がとてもスムーズになるでしょう。

吉澤社長は「d払い、メルペイ、LINE Pay、Alipay、WeChatPayなど複数の決済サービスに対応できます」とアピール。今後はドコモの営業リソースを活用して、加盟店をどんどん広げていきたい、と説明していました。

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    「d払い」3つの新機能により、「お客様の日常生活、ショッピング体験を便利にしていきます」と吉澤社長