総務省は4月10日、第5世代移動通信システム(5G)の新たな周波数における特定基地局の開設について、申請のあったNTTドコモ、KDDI/沖縄セルラー、ソフトバンク、楽天モバイルの4社を認定する予定だと発表した。あわせて5Gで使用する周波数帯域の割り当ても発表している。

  • 各社に割り当てられた周波数帯域(総務省が発表した「申請及び審査の詳細」より)

今回割り当てられた周波数帯域は、3.7GHz帯(1枠が100MHz幅で、5枠を用意)、4.5GHz帯(1枠が100MHz幅で、1枠を用意)、28GHz帯(1枠が400MHz幅で、4枠を用意)。申請の段階で、各社の希望する周波数帯域が競合したため、比較審査が行われた。

審査の結果、28GHz帯は申請した4社に1枠ずつ割り当てられた。このほかの割り当ては、NTTドコモに3.7GHz帯と4.5GHz帯でそれぞれ1枠、KDDI/沖縄セルラーは3.7GHz帯で2枠、ソフトバンクと楽天モバイルは3.7GHz帯で1枠ずつとなった。割り当ての詳細は以下の通り。

  • NTTドコモ : 3,600MHzを超え3,700MHz以下、4,500MHzを超え4,600MHz以下、27.4GHzを超え27.8GHz以下

  • KDDI/沖縄セルラー : 3,700MHzを超え3,800MHz以下、4,000MHzを超え4,100MHz以下、27.8GHzを超え28.2GHz以下

  • ソフトバンク : 3,900MHzを超え4,000MHz以下、29.1GHzを超え29.5GHz以下

  • 楽天モバイル : 3,800MHzを超え3,900MHz以下、27.0GHzを超え27.4GHz以下