結論からいうと、iOS 12の現在ではSaraiのタブ枚数を気にする必要はありません。iOS 9のSafariでは上限が36枚と、かつては開いておけるタブ枚数に上限が設けられていましたが、iOS 10のSafariから撤廃されています。必要なだけ開いておき、ジャマになったときに閉じればいいのです。

かつてのSafariは、消費するメモリの量(ひとまず"タブの作業スペース"と理解しましょう)は開くタブの枚数に比例して増加していましたが、その後Safariの改良が進められた結果、気にする必要がなくなりました。実際に試してみたところ、タブが100枚を超えても反応が鈍くなるなどの異常動作は確認できなかったため、常識的な範囲であればどれだけ開いておいても問題なし、と考えてかまいません。

むしろ気にかけるべきは、開いたタブを閉じる作業です。10枚、20枚程度ならばともかく、50枚を超えたあたりから1枚1枚閉じる作業は負担に感じ始めます。

そんなときには、開いているタブをまとめて閉じるテクニックを利用しましょう。操作はかんたん、Safariの画面右下にある「□」を重ねたボタンを長押しし、現れたメニューで「すべての○個のタブを閉じる」をタップすればOKです。これで、開いているタブの数を確認するとともに、そのとき開いているタブをまとめて閉じることができます。

ただし、タブをまとめて閉じる操作は通常モードとプライベートモードで区別されています。両モードでタブを開いているときは、それぞれで「すべての○個のタブを閉じる」をタップしなければなりません。

  • Safariのタブはどれだけ開いていいの?

    タブの枚数を気にする必要はなくなりましたが、増えすぎた場合には整理しましょう