ThinkVision M14」は、レノボが発表した、14インチのフルHD IPS液晶を搭載するモバイル液晶ディスプレイです。スペイン・バルセロナで開催された、世界最大級のモバイル関連展示会「MWC19」に合わせて発表され、同社ブースで実機が展示されました。

  • 14インチフルHDモバイル液晶「ThinkVision M14」

Type-Cケーブル1本で使える14型モバイル液晶

ThinkVision M14は、本体側のUSB Type-Cと、映像出力(DisplayPort 1.2 Alt Mode)に対応するPC側のUSB Tyoe-Cを、USB Type- Cケーブル1本で接続して利用できる点が特徴です。電力についても、接続したPCから供給される電力のみで動作するので、別途ACアダプタを接続する必要もありません。

合わせて、ThinkVision M14にはUSB Type-C×2のハブ機能も用意するとともに、電力のパススルーも可能となっています。そのため、PC側のUSB Type-CがUSB PDに対応していれば、ThinkVision M14側にACアダプタを接続することで、ThinkVision M14の駆動に加えて、PC側への給電やバッテリーの充電も行えます。

  • フルHD表示対応の14インチIPS液晶を採用しています。左右と上部のベゼル幅はなかなかの狭さとなっています

  • ディスプレイ部は4.6mmとかなりの薄型仕様です

解像度はフルHD、スタンドは折りたたみ可

液晶部は14インチで、フルHD表示に対応、輝度は300カンデラとなかなかの明るさを確保しています。詳細な本体サイズなどは非公開ですが、ディスプレイ部は4.6mmと非常に薄型となっています。またスタンド部は折りたたみが可能で、ディスプレイを10~90度の範囲で自由に角度調節できるのはもちろん、コンパクトに持ち運ぶことが可能です。重量は595g以下となるそうです。

欧州では2019年5月より発売を予定していて、価格は229ユーロ(約3万円)となります。

  • DisplayPort 1.2 Alt Mode対応のUSB Type-Cを備え、PCからの給電のみで動作しますので、PCとUSB Type-Cケーブル1本で接続し利用できます

  • 右側面には、電源ボタンとUSB Type-C×2のハブ機能を備えます

  • 底面スタンドで自立し、10~90度の範囲で角度を調節できます

  • スタンドは折りたたんでコンパクトに持ち運び可能です

  • ThinkPad X1 Carbonとの接続例。デザイン的にもマッチしていますし、かなり便利に使えそう