It's F.O.S.S.に2019年2月19日(米国時間)に掲載された記事「How to List Installed Packages on Ubuntu and Debian」が、UbuntuまたはDebianでインストール済みパッケージを一覧表示する方法を紹介した。

記事では、Linuxを使い始めてパッケージを利用するようになると、最初のうちはインストールしたパッケージを覚えていても、そのうちどのパッケージをインストールしたか忘れるが、それは普通のことだと指摘。そうした状況でも、コマンドを使うことで、インストールされているパッケージを表示させて調べることができるとしている。

紹介されているコマンドおよびその内容は次のとおり。

コマンド 内容
apt list --installed インストールされているすべてのパッケージを一覧表示する。直接インストールしたパッケージのみならず、依存関係でインストールされたパッケージも表示される
apt list --installed | grep プログラム名 該当するパッケージの情報のみを出力する
dpkg-query -l インストールされているすべてのパッケージを一覧表示する。直接インストールしたパッケージのみならず、依存関係でインストールされたパッケージも表示される
snap list インストールされたSnapパッケージを一覧表示する
flatpak list インストールされたFlatpakパッケージを一覧表示する
grep "install" /var/log/apt/history.log 最近インストールされたパッケージを一覧表示する
grep "install" /var/log/dpkg.log 最近インストールされたパッケージを一覧表示する
  • aptコマンドを使ったインストール済みパッケージ表示例

    aptコマンドを使ったインストール済みパッケージ表示例

  • dpkg-queryコマンドを使ったインストール済みパッケージ表示例

    dpkg-queryコマンドを使ったインストール済みパッケージ表示例

aptやdpkgはデフォルトのパッケージ管理コマンドとして利用されることが多い。Snapは複数のLinuxディストリビューションで利用できるパッケージ管理システムで、現在シェアを広げている。Snapはパッケージごとの独立性が高く、ほかのパッケージに影響を与えることなくパッケージごとにアップデートが可能など、エンジニアにとって興味深い特徴を備えている。