Microsoftは12月19日(米国時間)、Internet Explorer 9、Internet Explorer 10、Internet Explorer 11に脆弱性が存在するとして、緊急のセキュリティパッチを提供した。既にこの脆弱性を悪用した攻撃が確認されていることから、該当するプロダクトを利用しているユーザーに対してパッチの適用が呼びかけられていた(参考:「Internet Explorer に未知の脆弱性、アップデート推奨」)。

しかし、このパッチの適用には注意が必要のようだ。Microsoftは「2018 年 12 月 20 日 — KB4483229 (OS ビルド 14393.2670)」において、このパッチを適用すると、一部の特定のLenovo製PCでシステムの起動ができなくなる問題が発生していると伝えた。問題が発生するとされるPCは次のとおり。

  • メモリ容量が8GB未満でUEFIを使用しているLenovo製ノートPC
  • 2018 年 12 月 20 日 — KB4483229 (OS ビルド 14393.2670)

Microsoftはシステムが起動しなくなった場合は、UEFIでセキュアブート(Secure Boot)の機能を無効化してから再起動してみてほしいと説明している。BitLockerを使用している場合は、セキュアブートを無効化したあとにBitLockerリカバリを実施する必要があるとも説明している。

Microsoftはこの問題に関してLenovoと作業を進めており、今後のリリースでアップデートを提供するとしている。