ヒットの芽となりそうな各社の次世代製品やIT技術を披露する展示会「日経クロストレンドEXPO 2018」が、11月28日~29日の日程で東京国際フォーラム(東京都千代田区)にて開催されています。

ユニークな製品やサービスが数多く展示されているなかで目を引いたのが、マッサージチェアなどの健康機器を手がけるフジ医療器のブースで出展されていた「VR技術を用いたマッサージチェア」です。

  • フジ医療器が展示していたVR技術を用いたマッサージチェア。マッサージチェアは、販売中の「AS-1000」(実売価格は税込み30万円前後)を用いている

VRゴーグルをかけてマッサージチェアに座ると、目の前に美少女キャラが映し出されます。マッサージチェアが起動すると、揉み上げる箇所に合わせて美少女キャラが動き、あたかも美少女キャラがマッサージしているかのように感じられるのです! マッサージチェアの自動コースに合わせてキャラクターの動きを細かくプログラミングしたといい、動きはかなりリアル。美少女キャラは、ゲームキャラクターなどを専門に手がける業者に依頼したとあって、なかなかのかわいらしさでした。

  • VRゴーグルをかけると美少女キャラが登場。マッサージチェアの動きに合わせて美少女キャラが動く

  • VRなので首を動かせばそれに連動して美少女キャラも動き、なかなかリアル

担当者は「マッサージチェアに座っている間は手足を動かせないため、これまでテレビを見るぐらいしかできなかった。VRで美少女キャラを連動させることで、実用一辺倒だったマッサージチェアにエンターテインメント性を付加できる。まじめな会社なので、美少女キャラを盛り込むことには抵抗があったが、若い人にもリーチできるのではないか」と語ります。

今回のシステムはあくまで参考出品ということで、マッサージチェア自体は販売しているものの、VRを組み合わせたシステムはまだ商品化されていません。反響次第では販売されるかもしれませんので、興味のある人はぜひ会場で体験してみてください。