ハイエンドスマホ以外に、折りたたみ式のケータイとモバイルルーターにも新製品が登場する。

なお、カードケータイやワンナンバーフォンについては別記事「『ドコモ冬春』脱スマホの流れ!? 注目のカードケータイ、ワンナンバーフォンを解説!」で、docomo with端末については「『ドコモ冬春』お手頃ミドルレンジ集結、docomo withスマホ3機種を触った!!」で紹介しているので、そちらもぜひご参照いただきたい。

古式ゆかしい折りたたみガラホ「AQUOSケータイ」

  • AQUOSケータイ SH-02L

「AQUOSケータイ SH-02L」は古式ゆかしい折りたたみ式のフィーチャーフォンだ。ベースはAndroidで、LINEが使える点もここ数年の、いわゆる「ガラホ」(Android搭載の二つ折りケータイ)と同様。新しい点としては音声コーデック「EVS-WB」(Enhanced Voice Service-Wide Band)に対応しており、VoLTEよりもさらなる高音質化に対応している。

発表会での展示端末はまだ開発中ということでメニュー周りなどは確認できなかったのだが、これといって奇抜な部分はない、安心して使える折りたたみケータイということになるだろうか。カードケータイなどの新しい潮流もあって、いつまでこの形状が続くのかはわからないが、ドコモでは2年ぶりのフィーチャーフォン新モデルともなり確実に需要はあるようだ。

ついに「ギガ超え」! モバイルルーター「Wi-Fi STATION」

  • Wi-Fi STATION HW-01L

Wi-Fi STATION」は、2019年春に予定されている、下り1,288Mbps/上り131.3Mbpsでの通信に対応したモバイルルーターだ。東名阪の一部地域でのみの対応となるが、ついに1Gbps超の”5G級”通信がやってくることになる。

モバイルルーターではあるが、この通信速度(規格値)を考えると、実際のところは持ち歩くよりも家に置き、据え置きワイヤレスルータのような形で使うことになるのではないだろうか。

実際、据え置き時に活用できるよう、有線LANポートに1000BASE-Tを搭載しているのだが、規格値とはいえワイヤレス部分がギガビットイーサを超える時代が来ていることに驚かされる。発売されたらぜひ実力を計測してみたい一台だ。

ドコモ冬春はカードケータイの売れ行きに注目!!

ドコモ2018-19年冬春モデルでは、解説記事の1回目「『ドコモ冬春』脱スマホの流れ!? 注目のカードケータイ、ワンナンバーフォンを解説!」で紹介したように、全業界的なスマートフォン離れ・デジタルデトックスの流れに合わせて登場したカードケータイ&ワンナンバーフォンの注目度が高い。

一体どれくらい市場に受け入れられるのか、当のドコモだけでなく、スマートフォンメーカー各社も興味津々ではないだろうか。個人的には「かなり売れる」と見ており、MNPで各キャリアのユーザーを食ってしまうのでは、とまで考えているのだが、心配なのは売れすぎて在庫がなくなる「弾切れ」状態だ。auやソフトバンク、楽天モバイルといったライバルがどういう反応を示していくかも、興味深く見ていきたい。