日本国内ではスチームクリーナーで知られる「Shark(シャーク)」から、2018年夏に発売された、コードレススティッククリーナーの新製品「EVOFLEX(エヴォフレックス)」。シャークは、米国の掃除機市場で売上ナンバーワンを誇るブランドです。そのシャークが日本向けに企画・開発し、日本市場に初参入したコードレススティッククリーナー「EVOFLEX(エヴォフレックス)」を自宅で試してみた感想をお届けします。

  • EVOFLEX

    米国の掃除機で売上ナンバー1のブランド「Shark」の日本市場初参入となる、コードレススティッククリーナー「EVOFLEX(エヴォフレックス)」。実売価格(上位モデルのS30)は66,000円前後(税別)

エヴォフレックス最大の特徴は「曲がるパイプ」。2つのパイプがホースでつながっており、ホース部分が伸縮することで90度近くまでパイプが折れ曲がる仕組みです。

  • EVOFLEX

    パイプ部分の真ん中のつなぎ目がホース状になっており、前方に90度近く倒せる

曲がるパイプにより、下側のパイプを床とほぼ水平にして掃除でき、家具下などの隙間に腰をかがめずヘッドを入れられます。「確かにこれはラクチンだ!!」と、喜び勇んで、エヴォフレックスをソファの下に潜り込ませて前後にスライドさせて掃除し、「おもしろいからやってみて!」と小学6年生の息子にパスしたところ、思わぬツッコミが入りました。

「本当だ! でも掃除しているところが見えないから、結局かがまないといけないね!」。なるほど、鋭い指摘。かがまずに掃除できること自体はうれしいものの、それではどこを掃除しているのかわかりません。ゴミのある場所をちゃんと狙って掃除するには、かがんでソファの下をのぞき込む必要があるというのは盲点かもしれません。

  • EVOFLEX

    パイプを曲げれば、ががまなくてもソファ下にヘッドを入れられる

曲がるパイプという一風変わった構造が効果を発揮したのは収納時でした。パイプを折り畳めば、高さが6割ほどに縮まります。ちなみに、スティック時のサイズはW23.9×H109×D13.2cm。収納時には、W23.9×H60.5×D29.5cmまで小さくなりました。折り畳むときの操作も、パイプの裏側にあるボタンを押すだけ。折り畳むと自立するようになるのもメリットです。

  • EVOFLEX
  • EVOFLEX
  • 完全に折り畳んだ状態にすることで、自立させて収納可能。本体の持ち手には、裏側に滑り止めがあり、壁にもたれさせれば簡易的ではあるものの立たせておける