宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月21日、小惑星探査機「はやぶさ2」に搭載された小型ローバー「MINERVA-II」の分離運用を実施。日本時間13時35分に、予定通り分離したことを確認した。今回確認できたのは「分離」のみで、小惑星上に着陸できたかどうかは、今後、ローバーから送られてくるデータで判断する。

  • 分離が確認できた瞬間

    分離が確認できた瞬間、管制室では拍手が(中継画面を撮影) (C)JAXA

  • ローバーを分離した瞬間のイメージCG

    ローバーを分離した瞬間のイメージCG。バネで放出する (C)JAXA

ローバーは予定通り、高度50~60m程度で分離したと見られる。探査機の現在の状態は正常で、ローバーとの通信もできている状態だという。

  • 降下中に撮影された画像

    降下中に撮影された画像。明るい場所の中心に、はやぶさ2本体の影が見える (C)JAXA