4K BRAVIAの上位モデルには、スマートOSのプラットフォームとしてGoogleのAndroid TVが採用されてきました。今回のA9F/Z9Fシリーズは、発売時から最新のAndroid 8.0が搭載される予定です。どちらのシリーズもハードウェアとして性能を向上させたことで、インターネット動画や放送番組の起動時間など、従来のAndroid TV搭載BRAVIAよりも大幅に速くなっています。

2016年秋以降に発売されたAndroid TV搭載のBRAVIAシリーズは順次、Android 8.0へのアップデートが始まります。合わせて、日本語対応のGoogleアシスタントを内蔵するアップデートも併走。どちらも年内のアップデート実施を予定しています。

最新モデルのA9FとZ9Fは、テレビ本体にマイクを内蔵しているので、AIアシスタントの音声操作をテレビだけで行えます。テレビに付属するリモコンを使わずに、テレビに話しかけて音声操作できるところが画期的です。

  • A9Fはフロントパネルの下側にGoogleアシスタント用のマイクを内蔵した

ハンズフリーで、スタンバイ状態のテレビを電源オンしたり、視聴チャンネルの変更、音量のアップダウンなどが可能。もちろん、電子番組表を起動して、お目当ての俳優やタレントが出演する番組の検索、NetflixやYouTubeといった対応動画アプリからコンテンツのダイレクト検索と再生なども、音声によって快適に操作できます。

他の機種と同様に、リモコンのGoogleアシスタントボタンを押してから話しかける操作も可能です。ただ、A9FとZ9Fシリーズは、テレビ画面が消灯しているスタンバイ状態からでも、音声によってスマート機能を操作できます。ディスプレイ付のスマートスピーカーのような感覚で使えるところも大きな魅力。さまざまな様々なスマート家電、IoTデバイスの導入を考えているなら、Googleアシスタント内蔵のBRAVIAはひとつの選択肢にしたいところですね。

  • 新しいBRAVIAのリモコン。リモコンからもGoogleアシスタントの音声操作が可能