8月30日(現地時間)、ソニーはドイツ・ベルリンにおけるコンシューマーエレクトロニクス関連の展示会「IFA2018」の開幕に先駆けて、設営作業が続く同社展示スペースをメディアに披露。合わせてプレスカンファレンスを開催して、今回発表される数々の新製品を紹介した。新製品の詳細については、それぞれ個別のレポート記事をご覧いただきたい。

  • ソニー、IFA2018 プレスカンファレンス

ソニー 社長 兼 CEOの吉田憲一郎氏は、クリエイターとユーザーをつなぐソニーは音楽、映画、アニメ、プログラム、ゲームといったさまざまなカテゴリをまたがってカバーし、しかもそれらのコンテンツはグローバルであることを強調、世界中のクリエイターにもっとも近い位置にいるのがソニーだとアピールした。また、保険などのダイレクトコンシューマビジネスや、PlayStationネットワーク、コンシューマーエレクトロニクスなどの幅広い領域でユーザーに寄り添うソニーの存在を語った。

  • ソニー 社長 兼 CEO 吉田憲一郎氏

    ソニー 社長 兼 CEO 吉田憲一郎氏

今年のソニーは「リアリティ」にフォーカスすると吉田氏。

ソニーのテクノロジーは、ハイレゾオーディオと4KHDRをリアルタイムで遅延のない世界に導き、ストリーミング、オンラインマルチプレイなどでその価値を具現化してきた。これからもそこを追求していきたいという。

また、来たるべき5G通信の時代は新しい機会をソニーにもたらすとし、リアルタイムテクノロジーによってリアルタイムエンタテイメントとしてのスポーツシーンなどにも注力したいという方針を示した。

例えば、ソニーが持つハイスピードのイメージプロセッシング技術は、スポーツシーンを驚異的な品位でキャプチャ。Hawk-Eyeと呼ばれるVAR(ビデオアシスタントレフェリー)、サッカーの試合におけるゴールラインテクノロジーなどでもお馴染みのものだろう。ソニーのリアルタイム技術が本領を発揮するひとつのシーンが、スポーツシーンというわけだ。

その一方で、ソニーの4Kセイフティシステムは、医療分野から期待がかかる。トラディショナルな光学顕微鏡と異なり、大きな画面で像を確認できることから、次世代のドクターに期待されているともいう。つまり、ソニーは人のまなざしを超えることで、人間の豊かな未来に貢献するというわけだ。吉田氏は、最後にヨーロッパで初めてお披露目されるAiboを紹介してステージを降りた。

  • ソニー 社長 兼 CEO 吉田憲一郎氏

    欧州では初披露となるAIBO。米国では9月に発売予定、欧州での発売は未定

続いてステージに登壇したのは、ソニーのホームエンタテインメント&サウンド事業担当専務、高木一郎氏だ。

ソニーが最高級プロダクトで究極のオーディオ体験を提供していることを強くアピールし、ハリウッドの革命を起こしたことを振り返る。この夏(2018年)発表されたブラビアマスターシリーズが、いよいよこの9月にヨーロッパで発売開始されることを告げたほか、オーディオ分野ではリアリティと共有を具現化するインテリジェントノイズキャンセルヘッドフォンの最新機種などを紹介、ぜひ、ブースで音を確かめて欲しいとした。

  • ソニー ホームエンタテインメント&サウンド事業担当専務 高木一郎氏
  • ソニー ホームエンタテインメント&サウンド事業担当専務 高木一郎氏
  • ソニー ホームエンタテインメント&サウンド事業担当専務 高木一郎氏

そして、最後に登壇したのは、ソニーモバイルコミュニケーションズ 代表取締役社長の岸田光哉氏だ。

  • ソニーモバイルコミュニケーションズ 代表取締役社長 岸田光哉氏
  • ソニーモバイルコミュニケーションズ 代表取締役社長 岸田光哉氏
  • ソニーモバイルコミュニケーションズ 代表取締役社長 岸田光哉氏

かつて、ソニーエリクソンが業界を変えた時代を振り返りつつ、今、すぐ先に5G通信時代が見え始めていると岸田氏。そんな新しい時代には、新しいデバイスが必要だとして、最新のフラグシップスマートフォン「Xperia XZ3」を紹介した。ソニーのAVテクノロジーが凝縮された新スマートフォンは、ソニーのイノベーションによるものだとし、これからの5Gの時代にユーザーとクリエイターを近づけるために貢献したいとしてステージを降り、プレスカンファレンスを終えた。