もちろん加湿器としての性能も高い

新製品説明会では、HV-H75/H55の加湿性能の高さもデモンストレーションで紹介されました。ちなみに2018年現在、加湿器にはおもに4種類の加湿方法が存在しています。

内訳は、加熱した水の水蒸気を利用する「加熱式」、水を浸透させたフィルターに風を送り水を蒸発させる「気化式」、そして超音波の振動で水を霧状にする「超音波式」、そして水を浸透させたフィルターに温風をあてる「加熱式」と「気化式」を組み合わせた「ハイブリッド式」です。HV-H75/H55はハイブリッド式を採用しています。

会場では透明なボックスを用意し、HV-H75/H55をセットしてボックス内を加湿する様子をチェックしました。実験では湿度40%前後の室内を加湿。3分後、HV-H75/H55を入れたボックスの湿度は約65%になりました。ボックス全体がくもることなく、加湿されているのがわかりますね。

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    ボックス上部に干されているのは、湿度が高くなるとピンク色になる布

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    しっかりとボックス上部まで加湿されている

「きのこ」から発想したふとん乾燥機にも新モデル

HV-H75/H55のプレス向け説明会では、同時にマットのいらないプラズマクラスターふとん乾燥器「UD-BF1」も紹介されました。9月20日発売で、昨年発売されたUD-AF1の後継モデルとなります。価格はオープンで、推定市場価格は22,000円前後(税別)です。

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    マットのいらないプラズマクラスターふとん乾燥器の新モデル「UD-BF1」

シャープのふとん乾燥機「UD-AF1」や「UD-BF1」の特徴は、自然界の生物や植物から着想を得た「ネイチャーテクノロジー」を応用した「きのこ型」ヘッドで、専用マットなしでもふとん全体が温まる点。とくにダブルサイズのふとんにも使えるということで人気があります。また、セット方法で空清浄や部屋干し衣類の消臭乾燥にも利用可能。くつアタッチメントの装着で、靴の乾燥も行えるなど、一年中利用できる点も魅力です。

新モデルは風路デザインの見直しなどにより、従来にくらべてダブルサイズのふとん乾燥時間が17%も短縮。また、ホースが10cm長くなってセットが楽になりました。

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    会場では、ダブルサイズのふとんを20分乾燥させるデモンストレーションも。40度以上になると「40」という文字が浮かび上がるシールを各所にはりつけて実験開始

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    マットなしでは温めにくい足元もきちんと「40」の文字が! ふとんに貼ってあった8枚のシールすべてに40の文字が浮かび上がっていた