日本HPは12日、ゲーミングPCのメインストリーム向け新シリーズ「HP Pavilion Gaming」を発表した。発表時では、ノートPCやデスクトップPC,ゲーミングディスプレイなど4製品をラインナップする。発売は12日から順次。

  • 東京・秋葉原のe-Sports施設「e-sports SQUARE AKIHABARA」で、HP Pavilion Gamingの発表会が開催された

日本HP 常務執行役員 Eコマース事業本部 兼 コンシューマー事業本部 事業本部長の岡戸伸樹氏は、今回の「HP Pavilion Gaming」は、「ゲーミングPCのすそ野を拡大していく製品」と紹介。従来、コンテンツクリエイター向けに展開していた「HP Pavilion Power」シリーズを、「HP Pavilion Gaming」として、ゲーマー市場のメインストリーム層向けに展開する。

  • 日本HP 常務執行役員 Eコマース事業本部 兼 コンシューマー事業本部 事業本部長の岡戸伸樹氏

同社はPCゲームをプレイするユーザーについて、プロやプロを目指す「エンスージアスト層」、プレイ動画を配信するなどコアにゲームを楽しむ「パフォーマー層」、日常的にゲームを楽しむ「メインストリーム層」に分類している。

同社は2016年から、ゲーミングPCブランド「OMEN by HP」シリーズを展開しているが、「OMEN by HP」は、プロやプロを目指すコアユーザー向けのブランド。エンスージアスト層やパフォーマー層をターゲットにし、OMENシリーズの製品は彼らをサポートする道具だと位置づける。

一方、HP Pavilion Gamingはメインストリーム層をターゲットにした新シリーズ。幅広いユーザーに対し、ゲーミングPC市場のすそ野を拡大するブランドとして位置づける。

  • 日本HPが展開するゲーミングPCブランドの違い

  • 想定ターゲット層

HP Pavilion Gamingの特徴は、高いパフォーマンスと、シンプルなデザインだ。

パフォーマンスに関しては、AAAタイトル(ヒットタイトル)のゲームが「快適にプレイできる設計」とする。デザインは、「ゲーミング独特のデザインを好まない利用者が一定層いる」ため、あえてゲーミング風のデザインを避けた。部屋に置いても主張しすぎない、多くのユーザーに受け入れられやすいシンプルなデザインとしている。ゲーマーだけでなく、コンテンツクリエイターなど、高いPC性能が必要な仕事に役立つ製品としても訴求していく。

  • 日本HPが展開するゲーミング製品

  • パーソナルシステムズ事業本部 コンシューマー事業本部 製品部 プロダクトマネージャーの森谷智行氏は、「HP Pavilion Gaming」シリーズを表す言葉として「これでできないゲームはないという『Power to Play』、どんな環境でも楽しめる『Versatile&Blanced Performance』、シンプルなデザインの『Darling&Bold Design』」と紹介した

12日時点でのHP Pavilion Gamingのラインナップは、15インチゲーミングPC「HP Pavilion Gaming 15」、ミニタワーPC「HP Pavilion Gaming 690 Desktop」、タワーPC「HP Pavilion Gaming 790 Desktop」、32インチHDRディスプレイ「HP Pavilion Gaming 32 HDR ディスプレイ」の4製品。

以下、各製品の特徴と発売時期、価格などを簡単に紹介していこう。

HP Pavilion Gaming 15

  • HP Pavilion Gaming 15

前モデルにあたる「HP Pavilion Power 15」からベゼルを狭め、より小さい印象とした15インチゲーミングPC。また、従来は本体中央に設置していたファンを、左右に分離して2基配置。排気口も背面の左右2カ所に設け、全体のエアフローが強化されている。

  • ヒンジ横に排気口が2カ所設置されている

ディスプレイは最大で3,480×2,160ドットの4Kを用意。キーボードは、赤色LEDなどを避け、あえて白色バックライトのみ搭載した。ゲーミング用途に加え、負荷がかかるクリエイティブ作業にも適する製品となる。

ラインナップは、スタンダードモデル、パフォーマンスモデル、ハイパフォーマンスモデル、クリエイターモデルの4種類。プロセッサは、スタンダードモデがOptaneメモリのCore i5-8300H、これ以外のモデルがCore i7-8750H。グラフィックスはGeForce GTX 1050もしくは1050 Tiとなる。発売日は7月12日。直販価格は税別109,800円から。

  • HP Pavilion Gaming 15の仕様とラインナップ

HP Pavilion Gaming 690 Desktop / 790 Desktop

  • HP Pavilion Gaming 790 Desktop

  • HP Pavilion Gaming 690 Desktop

「HP Pavilion Gaming」シリーズの特徴である”十分なマシンパワー”を備えつつ、シンプルなデザインを採用したというデスクトップPC。いずれも、机の下などに据え置いて使う用途を想定し、主なインタフェースを前面に備えるデザインとなっている。

「HP Pavilion Gaming 690 Desktop」はミニタワー型で、Ryzenプロセッサに、RX 580グラフィックスを採用した製品。「HP Pavilion Gaming 790 Desktop」はタワー型で、IntelプロセッサにNVIDIA GeForce GTXグラフィックスを採用している。

「HP Pavilion Gaming 690 Desktop」の発売日は8月9日。直販価格は税別143,000円から。「HP Pavilion Gaming 790 Desktop」の発売日は7月12日。直販価格は税別188,000円から。

  • HP Pavilion Gaming 690 Desktop / 790 Desktopの仕様とラインナップ

HP Pavilion Gaming 32 HDR ディスプレイ

  • HP Pavilion Gaming 32 HDR ディスプレイ

HP Pavilion Gaming 32 HDR ディスプレイは、VESAのHDR 600に準拠した32インチディスプレイ。輝度が最大600ニットと高く、HDRによる明暗の鮮やかな映像が表示できる。解像度は2,560×1,440ドットのQHD。AMDのRadeonグラフィックスを組み合わせることで、ティアリングやスパッタリングを低減すAMD FreeSyncにも対応する。

視野角は上下左右それぞれ178度。応答速度は3ms。インタフェースはHDMI×2、Display Port×1、USB 3.0×3(アップストリーム×1,ダウンストリーム×2)などを搭載する。発売日は8月9日。直販価格は税別54,800円。

  • HP Pavilion Gaming 32 HDR ディスプレイの主な特徴