キヤノンは6月7日、EOSシリーズ用の「EFレンズ」として、70mmから200mmまでのズーム全域で開放F値がF2.8通しの望遠ズームレンズ「EF70-200mm F2.8L IS III USM」と、F4通しの「EF70-200mm F4L IS II USM」を発表した。

EF70-200mm F2.8L IS III USM

  • EF70-200mm F2.8L IS III USM

    EF70-200mm F2.8L IS III USM

「EF70-200mm F2.8L IS III USM」は、70mm~200mmの焦点域をカバーする望遠ズームレンズ。9月中旬より発売する。価格は300,000円(税別)。約8年半ぶりのリニューアルとなる。

レンズ構成は19群23枚で、蛍石レンズ1枚、UDレンズ5枚などを使用。レンズ面に垂直に近い角度で入射する光に対して、大幅な反射防止効果を発揮する特殊コーティング「ASC(Air Sphere Coating)」を採用。従来モデルのコーティングを全面的に見なおしたもので、フレアやゴーストを抑制し逆光性能を高めている。

レンズの全長が変わらないインナーフォーカス方式を採用し、手ブレ補正機能「IMAGE STABILIZER(IS)」を搭載。フルタイムマニュアルフォーカスも可能。鏡胴は防塵防滴構造となっており、レンズ表面には汚れを簡単に拭き取れるフッ素コーティングを施している。 主な仕様は以下の通り。

  • レンズ構成: 19群23枚
  • 絞り羽根枚数: 8枚(円形絞り)
  • 最小絞り: 32
  • 最短撮影距離: 1.2m
  • 最大撮影倍率: 0.21倍
  • フィルター径: 77mm
  • 最大径×長さ: 約88.8×199mm
  • 重さ: 約1,480g

EF70-200mm F4L IS II USM

  • EF70-200mm F4L IS II USM

    EF70-200mm F4L IS II USM

「EF70-200mm F4L IS II USM」は、約11年半ぶりにリニューアルされる、ズーム全域で開放F値が4.0の望遠ズームレンズ。6月28日より発売する。価格は185,000円(税別)。

EFレンズでは初となる、シャッター速度換算で5段分の手ブレ補正効果を備え、手持ちでの撮影がやりやすくなっている。流し撮りモードを備えるカメラで使う場合、被写体ブレはレンズ側のISで補整しつつ、背景のブレ幅はカメラ側で設定できる(3段階)。また、シャッターを半押ししたとき、ファインダー内をISオフと同じ状態に保つ「ISモード3」に対応した。これにより、いわゆる「IS酔い」を防ぐ効果がある。

レンズ構成は15群20枚で、蛍石レンズ1枚、UDレンズ2枚を使用。レンズの配置や形状を変更することで、最短撮影距離を1.2mから1.0mに短縮した。コーティングも最適化し、フレアやゴーストを低減している。主な仕様は以下の通り。

  • レンズ構成: 15群20枚
  • 絞り羽根枚数: 9枚(円形絞り)
  • 最小絞り: 32
  • 最短撮影距離: 1m
  • 最大撮影倍率: 0.27倍
  • フィルター径: 72mm
  • 最大径×長さ: 約80×176mm
  • 重さ: 約780g