夢のマイホームに向けて計画を進めている人もいるのではないでしょうか? 間取り図が仕上がって期待に胸がふくらむいっぽうで、実際に完成するまでは「思っていたよりも狭かったらどうしよう……?」「窓からの眺めは悪くないかな……?」と不安になることもあります。とはいえ、手元にある間取り図や3Dグラフィックスで描かれた室内の画像を見ても、それらをイメージするのは難しいのが現実です。

ところが、手持ちのiPhoneやiPadでマイホームをリアルな3Dグラフィックスで表示し、ARで室内を自在に歩いたり広さや見え方を体験できるようになりました。そのアプリが、Qonceptの「QHOME」(無料)です。

マイホームを設計する際に作られたCADデータを基に自宅の3Dデータを作成し、そのデータをiPhoneやiPadに転送すれば準備OK。表示したいデータをタップすれば、マイホームが目の前に現れます。寸法はリアルに再現されており、実際にCGで表示した自宅の室内を歩いて広さや見え方を確認できます。3本指で上下にスワイプすれば階を移動できるので、吹き抜けを通した1階のリビングを2階から見る、といったこともできます。

  • CGで表示されたマイホーム。専用のARマーカーを地面に置いてアプリに読み込ませれば、方角や位置をしっかり合わせたうえでマイホームを表示できる

  • マイホーム内は自由に歩いて広さや見え方を確認できるほか、窓から見える外の景色もチェックできる

ARならではといえるのが、窓越しに現実の風景が見られること。窓の部分は背面カメラがキャッチした現実の光景が表示されるので、自宅の建設予定地でQHOMEを起動すれば、窓越しに見える隣家はどんな感じか、陽当たりは良好か、といったことが体感できます。

  • QHOMEで表示したマイホーム内を歩いているところ。吹き抜けからの見え方や窓の外の様子がリアルにシミュレーションできるのが面白い