ARの技術を使い、家族や友達と一緒に宝探しの遊びができるアプリが、Warpin Media ABの「ARrrrrgh」(無料)です。

まずは宝箱を地面に隠す画面になるので、画面内の好きな場所を選んでタップします。すると、あたかもその場所を実際に掘り返して宝箱を埋めるようなリアルなグラフィックが表示され、その場所に宝箱が隠されます。宝箱のありかは元通りに埋め戻され、見た目ではまったく分かりません。

宝箱が隠せたら、その場所から少し離れたところでiPhoneを一緒に遊ぶ相手に渡します。今度は宝箱を探すモードになるので、上部に表示される宝箱までの距離を示したゲージを頼りに、場所を特定していくという仕組み。見事に正しい場所をタップすれば、埋めた宝箱が掘り出されてゲーム終了。メニューなどの表示は英語のみで日本語には対応していませんが、とにかくルールがシンプルなので、子どもでも問題なく遊べます。

  • まずは、どこかに宝箱を隠す。地面を掘る際のグラフィックスがリアルで驚かされる

  • 宝箱を探す人は、上の距離ゲージを頼りに場所を特定していく。宝箱が埋められていない場所を掘ろうとしても、カツンという硬質な振動とともにスコップが跳ね返されてしまう

  • ゲームを楽しんでいるところ。宝箱を埋めたり掘ったりするシーンがとてもリアルなのだ

内容は単純ですが、埋めたり掘ったりする際のグラフィックスと、掘る際に手に伝わるTaptic Engineの振動がかなりリアルで、視覚と触覚で楽しさを演出してくれます。かなり動き回っても埋めた場所がズレてしまうことがないのも、iOSのAR機能の優秀さをのぞかせてくれます。

室内でも問題なく遊べるので、雨で外に出られない梅雨の時期でも体を動かして楽しく遊べるアプリとして注目できます。幼児や子どもだけでなく、楽しみながら頭と体を使いたいシニアにとっても有用なアプリといえるでしょう。