NTTドコモは16日、同社のAIエージェントサービス「my daiz(マイデイズ)」を5月30日に提供するとを発表した。スマートフォンを使っているユーザー1人1人に合わせて最適な提案をしてくれるサービスで、ドコモやパートナー企業が提供しているサービスやコンテンツを効率的に利用できるようになる。

  • my daizは、NTTドコモの2018年夏モデル発表会では、一番最初に紹介された

AIがユーザーに最適な情報やサービスを提示

音声による操作やAIを活用してパーソナライズされた情報の提供は、PCやスマートフォン、スマートスピーカーなどで積極的に取り入れられている。ドコモも、以前からスマートフォン・タブレット向けのAIエージェントサービスに取り組んでおり、2017年7月にはAIエージェント・オープンパートナーイニシアティブを発表し、2017年秋にはdヒッツ、dリビング、dグルメなどでAIエージェントサービスの先行商用を開始していた。

そして今回、2018年5月30日から、「my daiz(マイデイズ)」の名前で本格的なサービス提供を開始することが明らかにされた。my daizは、ユーザーに必要な情報を得られるAIサービス。いつでも手元に置かれるスマートフォン(またはタブレット)の特徴を活かし、最適なタイミングで最適な情報が提供され、さらに音声エージェントによる自然な対話で各種情報を確認することができる(テキスト入力やタッチ操作にも対応)。

他のサービスと同様、ウエイクアップワードで、サービスを起動することもでき、フリーハンドでも利用可能だ(初期設定時のウエイクアップワードは「マイデイズ」で、好みのワードにカスタマイズ可能)。サービス開始当初は、ドコモに加え、33の企業・自治体パートナーが連携。使い続けることでより最適な情報・サービスの提案が行えるようになる。

AIエージェントサービス「my daiz」には無料版と有料版(料金:100円/月)が用意されており、有料版ではより多数のサービスやコンテンツと連携され、Push配信にも対応する。Android 5.1以降とiOS 10.0以降の端末に対応しており、ドコモ回線を利用していない端末でも利用可能。ただし、ドコモ回線ではないAndroid端末へのサービス提供は2018年秋以降になる予定だ。

  • ドコモに加え、33の企業・自治体がパートナーとなり、56の公式アカウントによるサービス(ドコモでは「メンバー」と呼称)を提供する