NTTドコモは16日、同社のdポイントを利用したサービス「ポイント投資」と、資産運用サービス「THEO+ docomo」の提供を、同日15時から開始すると発表した。どちらもdアカウントを持っていれば利用することが可能で、面倒な登録なしで投資による資産運用を体験・実行できる。

  • 「ポイント投資」と資産運用サービス「THEO+ docomo」

ドコモでは、投資未経験者が個人投資に踏み切れないのは「やり方がわからない」「まとまった資金がない」などが主な要因として、これらを解消し「誰にでもわかる方法」で「現金を使わずに」投資体験を行えることを目的に、dポイントによる「ポイント投資」サービスを提供する。

「ポイント投資」は、ドコモのdポイントを運用して投資を疑似体験する。dポイントサイトやdメニューからアクセスすることができ、「アクティブ」「バランス」の運用コースからいずれかを選択し、運用数ポイント数を設定するだけでポイント運用が行える。

あとは投資信託の価格と連動してdポイントが変動、好きなタイミングでdポイントに戻することができるなど、現金投資と同じ仕組みでdポイントを運用する。もちろん、状況によってはdポイントが減ってしまうこともあるが、現金での投資ではないので手軽に試せるのが魅力といえる。

  • ポイント投資サービスの概要

興味が出たら「THEO+ docomo」で資産運用も

「ポイント投資」サービスで投資に興味を持ったユーザー向けに用意されているのが、実際に現金による資産運用が行える「THEO+ docomo」だ。「ポイント投資」サービスの画面上では、現金で資産運用した際のシミュレーションが行えるため、スムーズに移行できるという。

「THEO+ docomo」はお金のデザイン社が提供するサービスだが、ドコモユーザーならばdアカウントで登録を行うことで登録者情報を自動入力できるなど、導入の手間が軽減されることがポイント。質問に答えていくだけで適した運用プランが提示され、証券口座を開設 ・入金することで資産運用を開始できる。

dカードとの連携にも対応しており、dカードで買い物をした際、"おつり"に相当する端数の金額を証券口座に入金する「おつり積み立て」機能が利用できる。このほか、積み立てに応じてdポイントが貯まるサービスなど、ドコモユーザーならではの特典が用意されている。