タッチ操作対応のディスプレイがぐるりと360度回転して、タブレットとしても使用できるのが、コンバーチブル2in1(フリップタイプ)です。昨今のPCはタッチ操作対応かどうかわかりにくいケースも多いので、タッチ操作にこだわりたければ、ほぼ対応が確実なコンバーチブル2in1から選ぶのもひとつの方法。
今回は、画面サイズが10.1、12.5、13.3、14.0型の特徴的なコンバーチブル2in1、6機種を選びました(紹介は順不同、価格は4月9日現在のものです)。
[2018年春]注目したい&買ってみたいWindows PC | |
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■15.6型ノートPC ハイエンド編 | ■15.6型ノートPC エントリー編 |
■13.3型モバイル編 | ■13.3型以外のモバイル編 |
■コンバーチブル2in1編 | ■デタッチャブル2in1&タブレット編 |
■ゲーミング編 |
高級感あるデザインとハイスペックの融合 - 日本HP「HP Spectre x360」
モバイルPCとしてはスタンダードな13.3型ディスプレイを備えた「HP Spectre x360」は、ノートPCとしての性能に妥協しないコンバーチブル2in1の代表格です。ラグジュアリーなデザインの内側には、最新の第8世代のIntel Coreプロセッサを搭載。モバイルPCを人前で使うアイテムと考えるユーザーにとって、見た目も中身も妥協のない仕様は、非常に大きな魅力に映るでしょう。
本体カラーはアッシュブラック、ナチュラルシルバーのほか、限定カラーのローズゴールドも用意。CPU性能やストレージ容量、アクティブペンの有無などの違いにより、ベーシック、スタンダード、プロフェッショナル、パフォーマンスの4モデルをラインナップし、このうちプロフェッショナルとパフォーマンスのカラーはアッシュブラックのみとなります。
今回注目したいのは、最上位機であり、ディスプレイの解像度が唯一4Kに対応するパフォーマンスモデル。コンバーチブル2in1で4K対応は珍しく、高解像度が欲しいユーザーにとっても有力候補のひとつになるでしょう。ちなみに最小構成のベーシックモデルは、直販価格139,800円(税別)~となります。
製品名 | HP Spectre x360(13-ae019TU)(パフォーマンスモデル) |
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直販価格 | 179,800円(税別)~ ※4月9日現在 |
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | Core i7-8550U(1.80~4.00GHz) |
メモリ | 16GB |
グラフィックス | Intel UHD Graphics 620 |
ストレージ | SSD 1TB |
光学ドライブ | ― |
ディスプレイ/タッチパネル | 13.3型(3,840×2,160)/○ |
有線LAN | ― |
無線LANとBluetooth | IEEE802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.2 |
センサー | 加速度、磁気、ジャイロ |
主なインタフェース | USB 3.1 Gen1×1(電源オフUSBチャージ機能対応)、USB Type-C 3.1 Gen2 ×2(電源オフUSBチャージ機能対応、Thunderbolt 3対応)、200万画素カメラ、ヘッドホンマイクジャック×1、microSDカードスロット×1 |
バッテリ駆動時間 | 10時間 |
本体サイズ/重量 | W307×D218×H13.6~15.5mm/約1.29kg |
世界最軽量で知られる13型2in1、今がお買い得? - NECパーソナルコンピュータ「LAVIE Hybrid ZERO HZ750/GA」
コンバーチブル2in1からチョイスするとき、初代モデルが「世界最軽量モバイルPC」として一躍有名になった「LAVIE Hybrid ZERO」は見逃せないPCといえるでしょう。2017年春に発表されたモデルながら、2017年12月1日時点で13.3型ワイド液晶搭載2in1ノートPCとして世界最軽量の座を守っており、最新仕様にこだわらなければ、価格がこなれた分だけお買い得な印象です。
上部のベゼルは幅7.2mm、左右のベゼルは幅5.35mmと、スリムベゼルの採用により、本体をコンパクト化。フットプリントは従来比90%を実現して、より持ち運びやすくなりました。軽くてベゼル幅も狭いとなると、本体の頑丈さが損なわれていないか気になるところ。しかし、堅牢さも決して疎かにはせず、面耐圧150kgfの試験をクリアした強靭なボディとなっています。
ストレージにはSSDを採用し、OSの起動時間も従来モデルから大幅に高速化。光沢のないノングレアIPS液晶で屋外の光や照明の下でも映り込みを抑えます。急速充電にも対応し、1時間で約80%まで充電可能。本体カラーはメテオグレー、ムーンシルバー、プレシャスゴールドの3色展開です。
ダイレクト販売の最小構成の価格は129,800円(税別)。最小構成はCPUがCeleron 3865Uで、メモリやSSDの容量も抑えていますが、重量は約769gまで軽くなります。
製品名 | LAVIE Hybrid ZERO HZ750/GA |
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量販店価格 | 199,880円前後(税込) ※4月9日現在 |
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | Core i7-7500U(2.70~3.50GHz) |
メモリ | 8GB |
グラフィックス | Intel HD Graphics 620 |
ストレージ | SSD 256GB |
光学ドライブ | ― |
ディスプレイ/タッチパネル | 13.3型(1,920×1,080)/○ |
有線LAN | ― |
無線LANとBluetooth | IEEE802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.1 |
センサー | 加速度、地磁気、ジャイロ、照度 |
主なインタフェース | USB 3.1(Type-C)×1、USB 3.0×1(パワーオフUSB充電対応)、HDMI出力×1、92万画素カメラ、ヘッドホンマイクジャック×1、SD(SDHC、SDXC)メモリーカードスロット×1 |
バッテリ駆動時間 | 10時間 |
本体サイズ/重量 | W305×D205×H16.9mm/約831g |
写真や映像再生に強いモバイル2in1 - 東芝「dynabook V82/F」
13.3型より一回り小さい12.5型のボディに、13.3型モバイルに引けを取らない機能と性能を詰め込んだハイスペックな2in1マシンが「dynabook V82/F」です。
CPUには第8世代のIntel Coreプロセッサを採用。高輝度・高色純度なフルHD液晶には、超解像技術などのテレビで培った東芝独自の映像技術が盛り込まれ、風景や人物などの写真や映像を自然な色合いで表現します。30分で約6.5時間駆動が可能な急速充電にも対応。持ち出した先でデスクワークするだけでなく、写真や映像をチェックしたり、動画や音楽を楽しむといった用途にもストレスなく利用できます。
春モデルで新しくなっているのは、スマートフォン連携機能「データムーバー」の搭載。専用アプリを導入したスマートフォンとPCの間で相互に、写真や動画を一括送信できる機能で、ペアリング操作やサインインなしで手軽に利用できます。
USB Type-Cアダプタが付属し、これを取り付けることで、ギガビットイーサネット対応の有線LAN(RJ-45)×1、HDMI出力×1、mini D-Sub15ピン×1、USB 3.0×1が利用可能。このほか、専用デジタイザペンも付属します。
本体カラーは従来から刷新し、プレシャスシルバー(FS)とオニキスブルー(FL)の2色をラインナップしています。
製品名 | dynabook V82/F |
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量販店価格 | 208,000円前後(税込) ※4月9日現在 |
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | Core i7-8550U(1.80~4.00GHz) |
メモリ | 8GB |
グラフィックス | Intel UHD Graphics 620 |
ストレージ | SSD 512GB |
光学ドライブ | ― |
ディスプレイ/タッチパネル | 12.5型(1,920×1,080)/○ |
有線LAN | 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応(USB Type-Cアダプタ使用) |
無線LANとBluetooth | IEEE802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.1 |
センサー | 指紋(Hello対応)、顔(Hello対応) |
主なインタフェース | USB 3.0×1、Thunderbolt 3(USB Type-C)×1(電源コネクタ)、92万画素カメラ、ヘッドホンマイクジャック×1、セキュリティロック・スロット×1、USB Type-Cアダプタ使用(HDMI出力×1、mini D-Sub15ピン×1、USB 3.0×1、LAN(RJ-45)×1) |
バッテリ駆動時間 | 16.5時間 |
本体サイズ/重量 | W299×D219×H15.4mm/約1.099kg |