正直にいわせてもらえれば、私自身はこれまで動画撮影にあまり熱心ではありませんでした。動画を撮る仕事の依頼は過去に数回あった程度で、しかもクオリティーはそれほど求められなかったことを覚えています。プライベートでも、動画を撮るよりはまずは写真をしっかり撮りたい、という考えを持っていました。

ところが、一昨年よりドローンを始めてから、その考えが大きく変わったと感じています。ドローンによる空撮は、写真を撮るよりも動画を撮るほうが断然面白いのです。俄然、動画を撮る機会が増え始め、動画編集ソフトも少しずつだがマスターしつつあります。

動画のことがちょっとでも分かり始めると、パナソニックのミラーレス一眼「LUMIX GH5」のスゴさが分かり始めてきました。4K/60pに4:2:2/10bit記録など、自分には不要と思うほどの高画質での記録が可能だし、フルフレームのデジタル一眼と違ってピント合わせにそう神経質にならなくてよいなど、まさに動画のためのデジタル一眼であるからです。

そして登場したのが、GH5のバリエーションモデルの「LUMIX GH5S」です。より高感度に強く、動画撮影に特化したボディーとなりました。すでに映像関係者から高い評価を得ていますが、動画初心者の私もこのカメラには大いに注目しています。

  • パナソニックの高性能ミラーレス一眼「LUMIX GH5S」。ボディー単体モデルの実売価格は税別300,000円前後

  • 全体が赤く目立つ動画撮影ボタンが、GH5との外観の違いとなっている