熱に強く、連写発光を得意とする“マシンガンストロボ”として知られていたのが、ニッシンジャパンの「MG8000」。部品の調達困難などから、惜しまれつつも販売終了に追い込まれて久しくなりました。その間、プロアマチュアを問わず、MG8000の後継モデルに対する期待は相当なものでした。今回のCP+2018で初お披露目となった「MG10」は、満を持して登場した新マシンガンストロボといえます。
発光菅はMG8000と同等のものを2本使用。最大GN(ガイドナンバー)は48(ISO100/m・照射角35mm)で、出力は本格的なモノブロックストロボに迫る165Wsを実現しています。バッテリーに8本の単3形乾電池を使用することもあり、ボディースタイルはクリップオンタイプではなく近年では珍しいグリップタイプとしているのも目を引きます。別売のカートリッジを使えば、市販のリチウムイオン充電池(26650タイプ)の使用も可能です。
さらに、操作設定はすべて同社のコマンダー「Air 10s」から行えるほか、LEDによるモデリリングライトも搭載するなど、これまでのハンディストロボの概念を大きく覆す内容となっています。価格は未定ですが、担当者に聞いたところ7万円前後を予定しているとのこと。発売は今年夏の予定ですが、その日がいまから待ち遠しく感じます。