中国の家電メーカー、ハイセンス(海信)の商品は日本にも4Kテレビや白物家電が販売されていますが、実はスマホも作って世界で販売しています。そしてまだ中国限定ですが、非常にキャラの立ったスマホを発売しました。それがこちら「A2 PRO」です。

  • ハイセンスのA2 PRO。表向きは普通にイイ感じのスマホだが……

表側を見る限り、普通によくできた感じのスマホですね。画面は5.5インチ、フルHD解像度の有機ELです。ところがひっくり返して裏面をみるとこれがびっくり。5.2インチの電子ペーパーの画面に切り替わります。

  • E-Ink切り替えメニューをタップすると

  • リアパネルに搭載した電子ペーパーの画面に表示が切り替わる

電子ペーパーをリア側に乗せたスマホは、以前MWCにも出展していたロシアのYotaPhoneというブランドの製品がありましたが、ハイセンスのA2 PROは電子ペーパー側で普通にAndroidアプリが動きます。YouTube動画だって見られます。

  • 電子ペーパー側では有機EL側の画面と同じことができる

展示の説明をしてくれたスタッフは「反射がないのでピーカンの日も画面が見やすい、目に優しい、そしてバッテリーが液晶よりも食わないので、電源が残り少なくなったら電子ペーパー側に切り替えると安心して使えますよ」と、本機の良いところを紹介してくれました。なるほど。

一度使ってみてもいいかもと素直に思いました。中国では1カ月前から販売しており、ヨーロッパでは夏頃に発売されるそうです。価格は400~500ユーロ(6万円前後)の見込み。