LGエレクトロニクスから日本向けノートPCとして3代目となる「LG gram」の2018年モデルが、3月2日に発売されました。
この2018年モデルには前年同様に13.3、14、15.6インチサイズが用意されており、そして待望の日本語キーボードが採用されました。また、大容量72Whバッテリを採用することで、バッテリ駆動時間を23~27時間に延長するなど、さらにモバイル性能に磨きをかけています。
今回14インチディスプレイを搭載しながら1kg切りを果たした「LG gram 14Z980-GA55J」を借用したので、主にモバイル性能に注目したレビューをお届けします。
14インチモデルにはCore i5-8250Uを採用
2018年型LG gramには、1モデルを除き第8世代Intel Core(Kaby Lake R)の4コア8スレッドCPUが採用されています。
今回借用したLG gram 14Z980-GA55Jは、CPUに「Core i5-8250U」(1.60/3.40GHz)、8GBメモリ(DDR4-2400 SDRAM)、256GB SSD(Serial ATA 3.0)を搭載。14インチモデルにはCore i5搭載機種しか用意されていませんが、13.3インチモデルには「Core i3-7100U」、15.6インチモデルには「Core i7-8550U」搭載機種もラインナップされています。
ちなみにインテルの希望カスタマー価格は、Core i5-8250Uが297ドル、Core i7-8550Uが409ドル。価格性能比のバランスからCore i5搭載モデルを中心に日本市場に投入しているのでしょう。
搭載する14インチディスプレイはIPS液晶方式で、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)と据え置き。本体サイズは323.4×211.8×16.5mmで、重量はギリギリ1kgを切る995gに仕上げられています。これなら毎日持ち歩いても負担になりませんね。
インタフェースはUSB 3.0 Type-C×1、USB 3.0 Type-A×2、HDMI×1、ヘッドフォン出力×1、microSDカードスロット×1を搭載。有線LAN端子は本体に内蔵されていませんが、10Base-T/100Base-TXに対応する「USB Type-C - RJ45変換コネクター」が同梱されています。昨今の薄型軽量ノートPCでは省略されがちなUSB 3.0 Type-A端子が残されている点は、現時点では利便性が高いと思います。