『MARGINAL#4』、『DIABOLIK LOVERS』などRejetが手がける人気作品のキャストが勢ぞろいしたイベント「Rejet Fes.2018 –FOCUS-」が1月6・7日、千葉・舞浜アンフィシアターにて開催された。
1月6・7日の2日間にわたり、昼夜あわせ計4公演が行われた本イベント。本稿では7日夜公演の模様をお届けする。出演は、蒼井翔太、市川太一、大河元気、置鮎龍太郎、奥山敬人、小野友樹、財満健太、笹 翼、沢城千春、鈴木裕斗、高橋直純、豊永利行、鳥海浩輔、永塚拓馬、保志総一朗、前野智昭、増田俊樹、緑川 光、矢野奨吾 の総勢19名。
イベントがスタートし、キャスト陣がステージに登場すると、客席からはラスト公演にふさわしいほどの元気な歓声が上がる。キャスト陣もそれぞれ最終公演を楽しもうと、気合十分なコメントを残していった。
まず、作品ごとに別れ、朗読劇がスタート。『ピタゴラスプロダクション』からは桐原アトム役の増田、藍羽ルイ役の高橋、野村アール役の鈴木、牧島シャイ役の豊永、緋室キラ役の大河、新堂ツバサ役の蒼井、滝丸アルト役の沢城が登場した。ステージ上から届けたのは、ピタゴラスプロダクションのアイドルたちが送る新春スペシャル番組。
「初夢」をテーマにテレビの前のファンへ甘い言葉を囁く彼ら。増田演じる桐原アトムは、「オマエの夢見た気がするんだけど……内容忘れた。でも夢の中のオマエよりやっぱ目の前のオマエがいいな。大好きだぜ」とキスを送る。黄色い声が客席から上がると嬉しそうにガッツポーズをする増田。一方、大河演じる緋室キラは「寝る前に、俺とキスしねぇ? なんでって、オマエの夢が見たいからに決まってんだろ」と、アダルトに攻める。こちらにも悲鳴のような歓声が上がっていた。
『DIABOLIK LOVERS』からは緑川が演じる逆巻アヤト、鳥海が演じる逆巻シュウ、前野が演じるキノが登場。逆巻シュウが朗読劇の開始早々に寝てしまうハプニング(?)もありつつ、最後には3人がそれぞれに主人公への愛を情感たっぷりに告白した。
ここで朗読劇は小休止し、続いては「世界にFOCUS! 世界の遊び対決」のコーナーへ。出演キャスト全員が登場し、2チームに分かれてスウェーデンの「クッブ」で争う。
このゲームは、ボールやフリスビーを投げて的を倒し、そこに書かれた得点の合計で勝敗を決めるというもの。片方のチームが投げる側にまわる時、相手のチームはシールドパネルを的の前に置くことで妨害ができるのだが、今回用意されたシールドパネルは、なんとRejet代表取締役社長の岩崎大介氏の写真パネルとなっていた。
Aチームは鳥海、緑川、前野、鈴木、沢城、永塚、市川、財満、笹。Bチームは置鮎、保志、高橋、蒼井、増田、大河、奥山、矢野というチーム分けに。
先攻はAチーム。Bチームが置いた岩崎氏のパネルを器用に避け、見事に的を倒していく。Bチームが投げる側になると、Aチームは意地悪にも、岩崎氏のパネルを的よりも投げる者に近づけて配置。投げにくさに苦戦するBチームだったが、増田が思い切って岩崎氏のパネルを倒し、こちらも最後は順調に的を倒していった。
結果はAチームの勝利。実は、岩崎氏のパネルを倒すとマイナス100点だったため、Bチームは大きく減点されていたのだ。勝利チームには、10万ウォンが贈呈された。
続いては朗読劇の後半戦へ。『スタレボ☆彡 88星座のアイドル革命』からPURA.net(鳳 慧役の奥山、久白 純役の矢野、狐塚 鈴役の永塚、雀 千秋役の市川)と、グロリアス(英 瑞樹役の笹、橋爪ルドルフ役の大河、獅童ハヤテ役の財満)が登場。ライブ出演をかけた「だるまさんがころんだ対決」を行った。鬼となった英が「だるまさんがころんだ」と唱えると、いっせいにステージを飛び出し客席にまで散らばっていく6名。ファンは思わぬ形で近くに現れたメンバーたちを、暖かく見守っていた。
『剣が君』の朗読劇は、小野演じる九十九丸、前野演じる黒羽実彰、置鮎演じる縁、保志演じる鷺原左京たちが、祭りに出かけ願掛けをするという内容に。実彰が「『剣が君』がアニメ化しますように!」と力強く叫ぶと、縁や左京もそれに同意する。客席も大きくペンライトを振って、その願いが成就するよう声援を送っていた。
続いて、ファン待望のライブパートがスタート。トップバッターで登場したのは『ピタゴラスプロダクション』のシャッフルユニット「DOGGY BLACK」、高橋演じる藍羽ルイと、鈴木演じる野村アール、蒼井演じる新堂ツバサの3人。青い衣装に身をつつみ、「運命(ファタリテ)」を情熱的に歌い上げる。
続いて登場したのは『剣が君』より置鮎と保志。置鮎は縁として「泡沫の夢」を、力強く歌い上げる。一方左京を演じる保志は、初披露となった新曲「紫陽花」を、蛍のようなライトが降り注ぐ中で歌い、幻想的なステージを作り上げた。
増田は『ディア♥ヴォーカリスト』レオードの楽曲、「iNiTiaTiVe」を全身全霊で披露。ピンクの光の中で感情を叩きつけるように歌う姿に、ファンは息を呑んだ。去り際に「次のライブでも待ってるよ」と言い残し、9月に開催が決定した『ディア♥ヴォーカリスト』初単独イベントへの期待を煽る。続く豊永は『THANATOS NiGHT』のデュランとして「SAYONARA」を、最後の吐息までセクシーに歌い上げていく。
続いてステージ中央のポップアップより現れたのは『スタレボ☆彡』よりグロリアスの3人。「俺色の星空(スカイ)」で大河が「もっと盛り上がって行こうぜ!」と叫び、拳を振り上げステージを盛り上げる。さらに、ロックサウンドにアレンジされた「Horoscope」も披露。そこへ、PURA.netの4人も登場し、オリジナルバージョンの「Horoscope」を全員で歌う。総勢7名のステージは、まさしくアイドルらしい輝きに満ちていた。
朗読劇、ゲームコーナー、そしてライブとボリュームたっぷりのイベントもエンディングの時間へ。緑川が「ぜひ『幽幻ロマンチカ』はVRに対応していただけたら」とコメントをし、保志も『剣が君』について「アニメ化! 頼むぞー!」と叫ぶなど、キャスト陣は思い思いに、出演作の今後の展望を語っていく。また、例年に引き続きMCを務めた豊永は「本当にエンターテイメントが詰まったイベントで、こうして毎年司会をさせていただけるのを嬉しく思います」と、感謝の言葉を述べていた。
最後は、キャスト陣と客席のファンで「I LOVE Rejet!」とコールアンドレスポンス。ファンとキャストのRejet愛に満ちた2日間はこうして幕を閉じた。
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