1月28日にアメリカで開催された音楽の祭典、グラミー賞で、Appleは「iPhone X」の新CMを公開しアニ文字機能をアピールした。

iPhone X — Animoji: Alien — Apple

エイリアンの絵文字が、Childish Gambinoの「Redbone」を歌うだけの映像だが、画面は同曲が収録されているアルバムのジャケットデザインと同じもので、ユニコーンなどのアニ文字がコーラスに入るなど、見所のある仕上がりとなっている。

アニ文字は、顔を認識して50種類以上の異なる筋肉の動きをキャプチャし、絵文字にリアルタイムに反映させる技術を用いており、目・鼻・口、頬、まゆなどの動きを正確に反映し、また顔の傾きも読み取ってくれる。キャラクターは現在12種類が収録されているが、これにドラゴン、クマ、ガイコツ、ライオンの4種類が追加され、全16種類が利用できるようになる。個人的には人の顔や普通のフェイスマークが追加されたほうが汎用性が高いようにも思うのだが、今後のアップデートに期待したいところだ。

アニ文字が作成できるのは、今のところTrueDepthカメラを搭載するiPhone Xのみで、しかもiPhoneやiPad、Macとの間で送信できるiMessage専用アプリとしてのみ利用可能という、非常に用途が限定された機能である。

今後AppleがリリースするiPhoneでアニ文字を作成できるようにするにはTureDepthカメラの搭載が不可欠であり、2018年モデルのiPhoneは、ホームボタンなし、Face IDに対応するモデルが拡充されることが予測できる。