VAIOは18日、独自のチューニング「VAIO TruePerformance」を適用した、第8世代Intel Core搭載の13.3型ノートPC「VAIO S13」新モデルおよび、11.6型ノートPC「VAIO S11」新モデルを発表した。

18日から受注開始し、出荷は1月26日。ソニーストアやVAIOストアを通じてカスタマイズモデルが販売される。価格はオープンで、店頭予想価格はいずれも税別151,800円から。

  • 第8世代Core搭載モデルの放熱設計

VAIO TruePerformanceは、同社が独自に施したパフォーマンス向上のチューニング。インテル・ターボ・ブースト・テクノロジー2.0対応CPUでは、アイドル時に負荷の高い作業を行うと、一時的に放熱能力を超えた最大パフォーマンスを出し、その後持続可能なパフォーマンスに落ち着く。VAIO TruePerformanceは、この持続可能なパフォーマンスを通常時より高め、継続的に性能を高めたままPCを稼働させることができる。VAIO TruePerformanceは、今回発売する第8世代Intel Core搭載モデルでのみ適用されている。

  • VAIO TruePerformanceの動作イメージ

VAIO TruePerformanceの適用にともない、電源の強化や、CPUパッケージパワーのリミット値の調整、放熱用ヒートパイプの熱輸送力および放熱用フィンの熱交換率の向上などが図られている。結果としてVAIO TruePerformance適用モデルでは、現行モデル比で重量が10g増加し、バッテリ駆動時間が30分~1時間程度短くなっている。

新製品は"リフレッシュ版"に位置付けられ、デザインやインタフェースなどの変更はないが、ロゴやヒンジ背面(オーナメント)がシルバーの通常モデルのほか、これら部分をブラックカラーで彩ったプレミアムエディション「ALL BLACK EDITION」も用意される。ALL BLACK EDITIONは第8世代Intel Core i7搭載モデルのみラインナップし、梱包箱は黒色の特別梱包箱。また、ALL BLACK EDITIONはカスタマイズモデルのほか、量販店で販売される店頭モデルも用意される。

  • ALL BLACK EDITIONの天板ロゴ。黒く鈍いブラックカラーが特徴

  • 黒色の特別梱包箱も用意される

なお、現行モデルと同じく、11.6型、13.3型ともにLTEスロットを搭載できるカスタマイズを用意。単体のカスタマイズモデルはソニーマーケティングでのみ販売するが、LTEモデルとVAIOオリジナルSIMをバンドルしたパッケージはVAIOストアでも取り扱う。

第8世代Intel Coreを搭載した13.3型「VAIO S13」カスタマイズモデルの最小構成は、CPUがIntel Core i5-8250U(1.60GHz)、メモリが8GB、グラフィックスがIntel UHD グラフィックス620(CPU内蔵)、ディスプレイが13.3型ワイド(1,920×1,080ドット)、OSがWindows 10 Home 64bitなど。バッテリ駆動時間は約11.0~12.0時間本体サイズは本体サイズはW320.4×H15.0~17.9×奥行216.6mm、重量は約1.07kg。この構成で価格は税別151,800円。

第8世代Intel Coreを搭載した11.6型モデル「VAIO S13」カスタマイズモデルの最小構成は、上記のVAIO S13とほぼ同等。ディスプレイが11.6型ワイド(1,920×1,080ドット)となる。バッテリ駆動時間は約14.0~15.0時間。本体サイズはW283.4×H15.0~17.9×D195.5mm、重量は約850~870g。