ボディ全体を黒一色にしたALL BLACK EDITIONが用意された点も、2018年1月発売モデルの大きなトピック。ヒンジ部のオーナメントと天面のVAIOロゴにブラックカラーが採用されることで、精悍さを増している。標準モデルのキラリと光るシルバーのオーナメント&ロゴもコントラストが美しいが、個人的にはALL BLACK EDITIONが断然好みだ。

  • 左が2017年9月発売モデル、右が2018年1月発売モデルのALL BLACK EDITION。ボディ形状は変わらないが、ヒンジ部のオーナメントが黒色になったことで、まったく異なるPCのような印象を与えている

さらに、ALL BLACK EDITIONにはブラックの特別梱包箱が用意され、黒色のクリーニングクロスが同梱されている。Sシリーズはビジネス寄りのイメージが強いが、世界観を統一するこれらの遊び心は、古くからのVAIOファンには歓迎されることだろう。

なお、ALL BLACK EDITIONには、VAIO TruePerformance を適用したCore i7-8550U搭載モデルしか用意されず、またメモリやストレージも上位パーツしか選べない。とは言っても、ALL BLACK EDITIONを指名買いするような方なら、4GBメモリや128GB SSDなどは選ばないだろうから支障はないはずだ。

  • 黒く鈍く光るALL BLACK EDITIONのVAIOロゴ。高級感の演出にも一役買っている

  • ALL BLACK EDITIONには黒色のクリーニングクロスが同梱されている