筆者はiPhoneに付属してくる充電器を使わなくなってしまった。もし個別に充電を行う場合はiPadに付属する10Wの充電器を利用するし、自宅でiPhoneを充電する場合も速くチャージできる複数のポートがあるUSB充電器を利用している。
普段の充電スピードに比べると、iPhone 8でのワイヤレス充電は、さほど速くないため、ストレスに感じるかもしれない。Appleによると「付属の充電器と同じ程度の速度」としており、Appleのオンラインストアで販売されているBelkinやMophieのワイヤレス充電器は7.5Wとある。ちなみにQiの規格は15Wまでサポートしているため、規格の半分の速度でしか充電できないことになる。
Appleのオンラインストアのワイヤレス充電器のページには、年内のソフトウェアアップデートによって、高速ワイヤレス充電をサポートすることが記載されている。これが10Wなのか、15Wなのかは定かではないが、速度の不満は今後解消されることになるだろう。
ちなみにiPhone 8シリーズ、iPad Proシリーズでは、MacBookなどに付属する充電器を使った高速充電をサポートしている。iPhone 8では30分で50%までの高速充電を行うことが可能だ。しかし、この高速充電を使用するためには、Appleから発売されているUSB-C・Lightningケーブルを利用する必要がある。