コルグは、同社が1981年に発売した4VCOのアナログシンセサイザー「Mono/Poly」をiOSデバイス上で再現するアプリ「KORG iMono/Poly」を公開した。App Storeよりダウンロードできる。価格は3,600円だが、9月30日までの期間限定でセール価格、2,400円での提供を行う。

「KORG iMono/Poly」は、1981年に発売されたアナログシンセサイザー「Mono/Poly」をiOSデバイス上で再現するアプリ。Mono/Polyのすべてのフィーチャーを完全に再現し、4VCOと豊富なモジュレーションで、幅広くきめ細やかなサウンドメイキングを可能にする。アプリ版では、2台のマルチエフェクト、8系統のバーチャルパッチなどの新機能を搭載。アプリならではの機能をフルに活用した128種の最新プリセットサウンドを内蔵し、128種の追加サウンドを収録したサウンドパックをアプリ内で購入できる。

新機能となる8系統のバーチャルパッチ

オリジナルのMono/Polyを、コルグ独自の技術「電子回路モデリング・テクノロジー CMT(Component Modeling Technology)」により再現。キー・アサイン・モードは、4倍の厚みを作るUnison、和音構成をメモリーして指一本で演奏ができるChord、オリジナルMono/Polyと同じ4ボイスのポリフォニック演奏ができるOriginalに加え、4VCOすべてを使った厚みのある強力なPolyモードを新たに搭載している。

2台のマルチエフェクトを装備

iPad版では、バーチャル・パッチとエフェクト画面が、タップすることで回転アニメーションで切り替わる。機能によって個別の画面を開いたり、それらを行き来する必要がなく、音作りに集中できるようになっているのも特徴だ(iPhone 版では画面切り替えによる遷移となる)。

さらに、音楽制作DAWアプリ「KORG Gadget for iOS」もアップデートされ、KORG iMono/Polyとの連携が可能になった。 両方のアプリをインストールすることで、KORG Gadget内で「Montpellier」ガジェットとしてiMono/Polyが表示される。プリセットサウンドはもちろんのこと、iMono/Polyで作成したユーザープログラムもそのまま使用できる。Audiobus、Inter-App Audioにも対応しており、、Appleの「GarageBand」で利用することも可。各種MIDIコントローラーと接続すれば外部音源として演奏することもできる。

KORG Gadgetでは、プリカウント時のノート入力で音切れが発生しないようになり、メトロノームがOFFの場合でもカウントインの音が鳴らせ、その他にも使い勝手や安定性を向上させるために、様々なチューニングが施されている。