Bluetoothを使ってスマホと常時接続も

ネットワーク機能は、Wi-Fiに加えて、NFCとBluetooth Low Energyを新搭載した。NFC対応のスマホを近づけて素早くWi-Fi接続したり、Bluetooth経由で常時接続やリモート撮影を行える。

そのほか、入門者向けのビジュアルガイド機能や、シーンモードの「流し撮り」、オートホワイトバランスのホワイト優先、フリッカーレス撮影、回折補正、歪曲収差補正、インターバルタイマー、バルブタイマーなどの機能を新搭載している。

Bluetoothでスマホやタブレットと接続できるほか、オプションのBluetoothリモコンによる遠隔撮影などが行える

GPSユニットを内蔵。電源オフでも一定間隔で信号を受信する「モード1」と、カメラの電源に応じてオン/オフを切り換える「モード2」が選べる

セットアップメニューでは、カメラの使用説明書をダウンロードするためのURLやQRコードを表示できる

撮影ビジュアルガイドでは、選択した撮影モードの意味をテキストとサンプル写真で解説してくれる

記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード。UHS-I規格に対応している。電源はリチウムイオン充電池「LP-E6N」。「LP-E6」も使用可能だ

持ち運びの際は液晶面を内側にして閉じることで、キズが付くのを防げる

キヤノンEFマウントを採用。撮像素子には新開発したフルサイズ2,620万画素CMOSセンサーを搭載

撮像素子には35mmフルサイズの有効2,620万画素CMOSセンサーを、処理エンジンには「DIGIC 7」を搭載。感度は常用でISO100~40000に対応し、拡張設定でISO50およびISO51200、102400が選べる。EOS 6Dに比べて、常用感度は2/3段分ほど高まっている。

今回使ったのは試作機であるため画質や性能の評価はできないが、個人的には既存モデルEOS 6Dのユーザーとして、あらゆる部分が進化していることを実感できた。特に、これまでの弱点だったAF測距点の少なさが改善されたことがありがたく感じる。発売が待ち遠しいカメラである。

EOS 6D Mark II 試作機で撮影。マニュアル F8 1/100秒  ISO100 WB:太陽光 焦点距離:24mm レンズ:EF24-105mm F4L IS II USM

EOS 6D Mark II 試作機で撮影。マニュアル F4 1/160秒 ISO320 WB:太陽光 焦点距離:105mm レンズ:EF24-105mm F4L IS II USM