iPhone 6s/6s Plusからサポートされた「3D Touch」。画面をやや強めに押し込むと、画像や動画などのコンテンツをプレビューしたり、アプリアイコンを押し込んでショートカットメニュー(クイックアクション)を表示したりと、操作のバリエーションが増える。画面を軽く押し込む「Peek」とより強く押し込む「Pop」の使い分けができるようになれば、もう立派な"3D Touch使い"だ。
しかし、その押し込む加減には慣れが必要だ。必要以上に強く押し込むと、PeekのつもりがPopになってしまうなど、かえって手間を増やすことにもなりかねない。従来からある長押し(プレス)との使い分けも必要だ。
なかでも使い分けが必要な場面は、アプリを削除/アンインストールするときの準備としてアイコンを振動させせるとき。ホーム画面上の適当なアイコンを長押しするだけの操作だが、勢いあまってPeekしてしまうことも。振動させるつもりがクイックアクションが表示されて手間取った、という経験がある向きも少なくないはずだ。
そんなときには「フォルダ」を使おう。適当なフォルダを押し込むと、「名称変更」というクイックアクションが表示されるので、迷わずそれをタップ。すると、そのフォルダの名称が選択された状態(キー入力した文字に置き換えられる状態)となるはずだ。
ポイントは、フォルダ名の変更を無視すること。なにも入力せずに画面の空欄部分(フォルダの左右の空き領域)をタップしてみよう。フォルダ名の編集作業はキャンセルされるが、"アイコンぶるぶる"状態を維持したままホーム画面へ戻ることができる。操作ステップは増えるが、長押しより確実にアイコンを振動状態にさせることができるため、ストレスは減るはずだ。