続いて、Pシリーズの真骨頂であるカメラ機能。第2世代Leica Dual Camera Pro版を搭載し、特にHUAWEI P10 Plusには、F1.8の「Leica SUMMILUX-Hレンズ」を採用。2000万画素モノクロ+1200万画素RGBのデュアルセンサーにより、薄暗いローライトな風景でも実際に近い色合いを再現する。

特に強いのはポートレート撮影だ。ダブルレンズは3D顔面認識で威力を発揮し、人間の顔の190ポイントで凹凸や陰影を分析し、浅い被写界深度でも表情をくっきりと映し出す。

スタジオの照明の下で撮影したような効果を付ける、ダイナミック・イルミネーション機能を備え、美肌補正も10段階で調整可能。さらに背景を自然にぼかす芸術的効果機能を搭載し、人物の顔をよりはっきり目立たせられる。インカメラにも「Leica Camera」を採用し、背景を自然にぼかす芸術的なエフェクトを利用可能だ。この背景をぼかす機能は撮影者が任意にON/OFFして使用できる。

最後の「先進のテクノロジー」は、機械学習アルゴリズムによるメモリ利用の効率化と、よく使うアプリの起動の30%高速化だ。そして、30分の充電で約1日の使用が可能となる急速充電。省電力性能の向上により、電池持ちも改善しており、標準的な使い方でHUAWEI P10は約1.8日、HUAWEI P10 Plusは約2日持つという。

このほか、W-CDMAの7バンドとGSMの4バンドに対応するセカンダリーSIMを備え、217の国と地域、1333の通信事業者に対応するデュアルスタンバイ機能なども披露した。

【左】カメラレンズが2つ並ぶ、第2世代「Leica Dual Camera」Pro版。【右】薄暗いローライト環境でも光をよく捉えて陰影を美しく描写する

【左】美肌効果(ビューティーレベル)を10段階で設定可能。【右】美肌効果(ビューティーレベル)を設定しているところ

【左】背景を自然にぼかす機能は自由にON/OFFできる。【右】静物をカラーで撮影したところ

【左】静物をモノクロで撮影したところ。モノクロレンズを備えるため、モノクロもきれい。【右】会場ではポートレート撮影の体験コーナーが設けられていた。自然体で撮影に臨むマイナビニュース スマホとデジタル家電の編集長

HUAWEI P10とHUAWEI P10 Plusには「撮るもの全てを美しくする」のキャッチコピーを用いている。発表会では、フォトグラファーの舞山秀一氏が、HUAWEI P10 Plusのカメラ性能を披露。「露出補正やシャッター速度変更などのプロ用の設定は一切いじることなく撮影したが、被写界深度が浅くてボケ味が良く写すことができた。一般の人でも格好良いポートレートが撮影でき、SNSにアップされる写真の世界観が変わるのではないか」とコメントした。

ライカの持ち味は自動的に目を感知して、目以外をきれいにぼかすことで、顔が横を向いたポートレートでは、自動的に手前の目にピントが合い、奥の目をわずかにぼけさせるという

発表会の最後には、タレントの藤本美貴さんと片瀬那奈さんをゲストに招いたトークセッション。写真はフォトセッションの1コマ。左側が藤本美貴さん、右側が片瀬那奈さん、中央がファーウェイの呉 波(ゴ ハ)氏