New XPS 13 2-in-1の大きな特徴は、13.3型ながら、11型クラスのフットプリントを実現していること。液晶ディスプレイの「InfinityEdge」仕様は、上部と左右のベゼル幅が5.2mmと短く、全体としては奥行きの短さが目立つ。
その影響もあってか、キーボードの縦キーピッチがやや短くなっている。主要キーの横キーピッチは実測で約19mm、縦のキーピッチは約18mmだ。最初は少々窮屈に感じても、すぐに慣れる程度ではある。打ち心地はややソフト気味に感じたが、打鍵感はしっかりしており、薄型モバイル系のPCとしてはタイピングしやすい部類だと思う。
「XPS」はデルのプレミアムシリーズということで、本体はアルミ削り出しの非常にしっかりした作り。ファンレスなのも嬉しいところだ。底面(特にヒンジ寄り)がけっこう熱を持つのは仕方ないが、膝の上でフル稼働させると気になる場面もある。キーボード面の熱さはそれほど不快に感じなかった。本体重量の実測は約1.243kgで、十分持ち運べる範囲だ。
13.3型の液晶ディスプレイはIGZO IPS方式で、解像度はQHD+(3,200×1,800ドット)、タッチ対応である。発色が鮮やかでコントラストが高く、とても高品質な表示だ。13.3型で3,200×1,800ドットというのは、かなりドットピッチが狭いので、Windows 10のスケーリングを150%以上にして使うことになるだろう。