筆者は文章を書く時、極力辞書を引いて言葉の意味を調べるようにしている。街で本を読んだり広告を見たりして、その言葉の意味を知る際にも、辞書は重要だ。特に外国に非ネイティブスピーカーとして暮らしている場合、見かけた言葉をすぐに辞書で調べて理解しておく必要がある。勘を養うことは大切だが、過信は禁物、というものだ。

紙の地図がスマートフォンの地図にリプレースされたように、紙の辞書もスマートフォンに置き換わりつつある。iOSに内蔵されているのは「スーパー大辞林」や「ウィズダム英和辞典/ウィズダム和英辞典」などだが、単語を選択して現れるポップアップから「調べる」をタップすると意味が現れる。

また、サードパーティの辞書アプリも充実してきた。いち早く多数の辞書アプリを手がけてきた「物書堂」のアプリ、国語辞典「大辞林」、英和・和英辞書「ウィズダム 英和・和英辞典 2」は、iPhone、iPadともにホーム画面に登録して、日々利用している。

用例が充実する「精選 日本国語大辞典」

さらっと書いたが、スマートフォン1つに分厚い辞書が2冊入っていると考えると、非常に画期的であると思える。最近リリースされた「精選版 日本国語大辞典」は、全3巻、30万項目を収録するが、もちろんこれがスマートフォンに収まる。