デリケート素材や、乾燥にも使える特殊コースも

標準的なリフレッシュ以外には、「除菌プラス」や「上質乾燥」コースも搭載する。

除菌プラスコースは、高温スチームを使用する時間を長くすることで、除菌性能をアップしたコースだ。LG Stylerにはハンガーのほか、網棚も用意されている。このため、ぬいぐるみや枕、帽子など、洗濯機には入れにくいものをじっくり除菌したい場合にも使える。蔦屋家電によると、第三機関の試験の結果、花粉などのアレル物質は99.5%まで除去、ダニは99.99%まで対策、さらに大腸菌などの雑菌は99.9%まで除菌できたという。

庫内奥には網棚が収納されている。帽子やぬいぐるみなどハンガーに掛けられないものは、この網棚に載せてクリーニング可能だ

一方の「上質乾燥」コースは、通常よりも低温のスチームを使用。カシミアのニットやコート、革製品といったデリケートな生地もケアできる。

また、LG StylerはなんとスマートフォンのNFCにも対応。専用アプリを本体にタッチすることで、特殊なメニューを追加することも可能だという。ただし、現在日本語版のアプリはまだ開発中。今後順次リリースされる予定となっている。

プロ野球選手の川崎宗則氏も絶賛

ここまででお分かりいただけたかと思うが、LG Stylerはクリーニング店での洗浄のように「皮脂汚れまでサッパリキレイに落とす」という製品ではない。ただし、汚れ落としやシワ、匂い対策、除菌といった効果によって、クリーニングの回数を大幅に減らすことはできそうだ。学校の制服や仕事用のスーツ、冬ならばコートなど、頻繁に着るけれど「洗濯機で洗えない」服を着る機会が多い人に、かなり便利そうだと感じた。

発表会の後半には、米メジャーリーグのシカゴ・カブスでワールドチャンピオンに輝いたプロ野球選手の川崎宗則氏も登壇し、LG Stylerを体験した。川崎氏は「アスリートなんで、毎日3食焼き肉ということもある。僕は肉の匂いでできていますよ」とコメント。LG Stylerから出された自身のジャケットを嗅ぎ「来る前に食べた焼き肉の匂いがまったくしない!」と感嘆の声をあげた。

発表会後半にはシカゴ・カブスの川崎宗則選手がLG Stylerを体験。ジャケットを嗅いで「食べてきた焼き肉の匂いがしない!」と驚愕する様子で会場を沸かせた