YOGA BOOKは特定のカテゴリの製品ではないと語るSrinivasan氏

YOGA BOOKでは、「The 2-in-1 Reimagined(2-in-1を再定義する)」をマーケティングメッセージに使用している。

「これはタブレットなのか、PCなのかと問われることがある。だが、私は、特定のカテゴリに分類する必要はないと考えている」。

その理由は、「それは消費者が決めてくれればいいこと」だからだ。「これは10.1型のタブレットであるという人もいるだろうし、キーボードがあるため、これさえあればPCはいらなくなると思ってくれる人もいるだろう。消費者は多様で、複雑な生活をしている。そうした意味で人それぞれの解釈があってもいい。私にとっては、これは新たなカテゴリの製品。それぞれの人が、それぞれの立場で考えてもらうという点でも新たなカテゴリの製品だ。だからこそ、YOGA BOOKには、The 2-in-1 Reimaginedのマーケティングメッセージを使っている」とする。

YOGA BOOKは、WindowsとAndroid、どちらかのOSを選択可能であり、さらに、それぞれにWi-FiモデルとLTEモデルを用意している。

YOGA BOOKは、Windows版とAndroid版の2種類がある。手前がWindows版、奥がAndroid版。OSのほか、カラーリングの違いなどがある

「これも、それぞれの使い方にあわせて選択してもらうため。より生産性を追求した使い方を望むのであればWindows版だろうし、タブレットに近い使い方が多いのであれば、Android版が選択されるでしょう。どちらが売れるのかはまだわからないが、幅広いニーズに柔軟に対応することは新たなカテゴリの製品であれば当然のこと」とする。

YOGA BOOK Android搭載モデルの価格は、Wi-Fi版が3万9800円、LTE版が4万4800円、Windows搭載モデルは、Wi-Fi版が5万2800円、LTE版が5万9800円となっている(いずれも税別)。

最後に、Srinivasan氏にYOGA BOOKの自己採点をしてもらったが、「自分の子供に点数をつけるようなもの。とても点数はつけられない」とのコメントだった。だが、「半年後、1年後に、多くの人からYOGA BOOKを買ったよと言ってもらえるようになりたい」と笑いながら語る。

YOGA BOOKの売れ行きにも注目が集まるが、これを起点としたYOGA BOOKの今後の進化も、いまから気になるところだ。そんな魅力を感じさせる製品だといえよう。