米Microsoftは7月22日(現地時間)、オンラインストレージサービス「OneDrive」の写真関連機能を向上させるアップデートのロールアウトを開始した。アルバムの自動作成や写真検索の強化、写真からポケモンを検出して分類する機能などを含む。

自動アルバムは、OneDriveにアップロードされた写真を分析し、撮影した時間や場所に基づいてグループ化した写真から、よく撮れている写真を集めてアルバム化する。たとえば、週末に撮影した写真がまとめられ、月曜日に週末のアルバムの通知が届く。アルバムは、OneDrive.com、モバイルアプリ、Windows 10の「フォト」アプリから閲覧・共有できる。

アルバムを自動作成

ポケモンGOのスクリーンショットを撮影するユーザーが増加していることから、ポケモンを認識して分類する機能「Pokémon detector」を用意した。OneDriveアプリを備えたスマートフォンで「カメラのアップロード」がオンになっていれば、OneDriveにアップロードされたスクリーンショットから150種類のポケモンが認識される。分類後はポケモンの名前で検索できるようになるので、友達に捕まえたポケモンの写真を見せる時などにすぐに探し出せる。

他にも、ユーザーが目的の写真を見つけやすくするための様々な改良が加えられている。「すべての写真」から直接、タグや場所を含む検索を行えるようになり、効果的に写真を絞り込めるようになった。絵文字を使った検索もサポートする。

また、OneDrive.comの「写真」の「すべての写真」を「On this day」という表示で絞り込める。各年の同じ日に撮影した写真が並び、誕生日や記念日に撮ってきた写真を見直す時などに便利な表示だ。

「On this day」表示

フィードバックを参考に、OneDriveの「写真」のユーザー体験を改良した。アルバムの作成や写真の共有をすばやく行えるようにメニューを改善、より大きなサムネイルを使用し、ヒーローイメージも用いて、たくさんの写真を含むフォルダーが目立つデザインに改めた。Windows 10の「フォト」アプリは最新アップデートから、サインインしたMicrosoftアカウントの全てのOneDriveの写真が表示される。OneDriveが自動作成したアルバムも反映され、ユーザーがローカルで作成したアルバムをOneDriveにアップロードすることも可能だ。