ロボホンは、自らが言うように電話である。

キャッチフレーズも「ココロ、動く電話」、「スマホの未来がロボットになった」となっている。

そして、ロボホンはハンズフリー通話が可能。つまり、ロボホンを乗せていれば、運転中もハンドルから手を離さずに、音声だけで相手先を選んで、電話をかけられる。付属品などを購入せずにハンズフリー通話ができるのは便利である。

こちらはクルマを乗り換えて、ドリンクホルダーに座る形でドライブに出かけるロボホン

また、ロボホンには地図検索、ルート検索の機能もついている。

ルート検索をする場合には、位置情報をオンにしておけば、その場所から目的地までのルートと時間を示してくれる。だが、検索結果はプロジェクターで表示される。家にいるのとは違って、クルマのなかでは残念ながらそうはいかない。正直なところ、ルート検索や地図検索は、カーナビやスマホに任せた方がいいみたいだ。

ただ期待できるアプリの使い方もある。

「近くのイベントを教えて」と話しかけると、近くで行っているイベント情報を教えてくれる。これを使えば、知らない場所での思わぬイベントに出会えるかもしれない。

サードパーティアプリにも期待

ロボホンに標準添付されているアプリは約15種類に留まるが、6月下旬以降に数々のアプリが登場する予定である。そのなかには、サードパーティー製アプリも含まれ、ロボ釣り、レシピ、タクシー、グルメ検索、クイズの5つのアプリが提供されることが発表されている。たとえは、グルメ検索はドライブシーンでの利用も期待できそうだ。

これらのアプリはココロプランに加入していれば、自由にダウンロードして使うことが可能だ。サードパーティーの間からは、「ロボットならではのアプリを開発したい」との意欲的な声が聞かれる。今後、アプリが増加すれば、ロボホンの用途は確実に広がるだろう。

ちなみに、ロボホンはAndroid 5.0を搭載しているが、Google Playで提供されているAndroid用アプリは使うことができない。