日本マイクロソフトは2016年5月10日、「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba店」に国内最大級の「Windowsエリア」をグランドオープンし、記念セレモニーを開催した。

ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba店にグランドオープンしたWindowsエリア

Microsoft CVP Worldwide Retail Sales and Marketing Jermy Dale(ジェレミー・デール)氏は、「低価格帯からハイエンドまでWindows 10 PCを提供し、古いPCでは実現できないモダンPCの魅力を(Windowsエリアから)発信する」と、Windowsエリアの特徴を説明している。

左から、ヨドバシカメラ 専務取締役営業統括部長 日野文彦氏、Microsoft CVP Worldwide Retail Sales and Marketing Jermy Dale(ジェレミー・デール)氏、日本マイクロソフト 執行役 コンシューマー&パートナーグループ ゼネラルマネージャー 高橋美波氏、ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba 執行役員店長 松田謙一氏

モダンPCだから提供できるWindows 10の強み

「ユーザーが実際に体験できる」。これはネット販売では得られない、店頭型販売の大きな強みである。スマートフォンの普及などにより、PCの国内出荷台数は前年割れと本誌でも報じているが、まだまだPCが必要な場面は多い。そのようなユーザーに対してWindows PCの選択肢を提供するのがWindowsエリアを設けた目的だ(ヨドバシカメラ 専務取締役営業統括部長 日野文彦氏)。

円形のカウンターを中心にSurfaceシリーズや各社のWindows PCを展示し、実際に触れることができるWindowsエリアは、これまでの単なるPC売り場とは一線を画す。「20数年間、PC売り場は変わり映えしなかった。(Windowsエリアを設置して)お客様から『こんなWindowsもあるんだ』との声を頂く(日野氏)」という。

Windowsエリアに並べられたSurfaceシリーズ。各色のタッチカバーを供えたSurface Pro 4やSurface Bookが目立つ

もちろん、Surfaceシリーズ以外にも、各メーカーのPCが多数展示されている

Windowsエリアは4月29日からプレオープンし、プロカメラマンによるフォトレタッチワークショップや、専門の似顔絵師によるSurfaceペンを使ったイベントを開催してきたが、その成果は大きい。Windowsエリアができたことで「Windows PCの売り上げは約2倍に伸びた(日野氏)」そうだ。楽しくなかったPC売り場を刷新すると同時に、ユーザーが体験できる空間を設けることで、多くのユーザーがWindows PCに触れて購入を決めるのだろう。

グランドオープン時、展示されるPCは「モバイルノート」が多い

ワールドワイドで小売り販売とマーケティングを担当するMicrosoft CVP Worldwide Retail Sales and Marketing Jermy Dale氏も、「この数週間、我々のチームが(Windowsエリアを)興奮した様子で話していたが、実際に足を運んで見ると、その理由が良くわかった。エレガントな配置で人を引きつけるような空間だ」と評価する。

日本マイクロソフト 執行役 コンシューマー&パートナーグループ ゼネラルマネージャー 高橋美波氏によれば、既に全国で約27店舗のWindowsエリアを設けているが、今後は数ではなく接客を重点にしたエリア展開にシフトし、「質にこだわる(高橋氏)」という。

Windows 10 Mobilを搭載したデバイスも展示・販売中。Continuum fot Phoneも体験できる

日本マイクロソフトということでXbox Oneも展示中

Dale氏や高橋氏は、PCのスペックは重要ながらも、クールなデザインによる新たなユーザー経験を得られるデバイスを「モダンPC」と定義する。

例えばノートPC。「クラムシェルからフォームファクターが2-in-1やタブレットへと変化し、前のめりに活動するのでなく、リラックスしながらコンテンツを楽しむスタイルが増えた(高橋氏)」からこそ、「作られてから4年経ったPCでは実現できないWindows Helloによる顔認証やペン入力による操作を体験し、モダンPCでできることをこの空間から提供する(Dale氏)」という手法を選択した。ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba 執行役員店長 松田謙一氏も「円形カウンターに象徴されるように、対話型・対面型で顧客が望むPCを提案し、買っていただく」スタイルが1番の特徴と、Windowsエリアをアピールした。

ちょうど本日5月10日は「Windows 10の日」であり、日本マイクロソフトが先日の説明会で語ったように、10のつく日に合わせてWindowsエリアをグランドオープンしている。「6月10日も他のチームと連携して何らかのイベントを行う予定(高橋氏)」とのことなので、1人のユーザーとして期待したい。

Windowsエリア内には、Surfaceシリーズ関連アクセサリーを用意しているため、そのまま購入できる

阿久津良和(Cactus)