ユニークな専用アクセサリ

「NEO」が変わっているのはコアコンセプトである。デバイス本体を「Core」と名付け、上下2つのケースを「TWOTONE」、手帳型ケースを「FLIP」と呼んで、ユーザーが自由に選択できるスタイルで提供される。これらケース部分には相当のこだわりを持って開発したと星川氏は述べ、「スマートフォンを手にした時の触感は本体側面にある。この部分までカバーできる技術を中国では見つけられなかったので、日本の企業に協力を得て実現した」と説明した。

ユーザーは「NEO」本体とTWOTONEもしくはFLIPいずれかを選択して購入することになる

本体背面には、Suicaなどのカード類1枚が入るスペースを設けている。なお、背面上部にはmicroSDスロットとSIMスロットが並ぶ

会場に展示されたTWOTONEおよびFLIP。TWOTONEは最大64パターンの組み合わせが可能

先の発表会でも注目を集めた木材シートはゼロワンプロダクツの「テナージュ」の協力で実現した

プラスティックのケースも安価な触感を払拭するため、クラレの「クラリーノ」を採用した

柔らかな触感を実現するのは東レの「ウルトラスエード」。触った感じは確かにしっくりくる感じだった

さらにTWOTONEの3Dデータを公開することで、3Dプリンターによる自作やサードパーティがカバーを作成できるという。競業企業にもTWOTONEケースを作成してもらうなど、ユーザーのカスタマイズ欲をそそるような仕組みを用意するようだ。

なお、FLIPケースを選択した場合、収納時は完全にリアカメラが隠れる点について星川氏は「手帳をイメージした」と語った。なお、会場に展示された「NEO」は技適マークを取得していないため、Windows 10 Mobileの動作は確認できなかったが、製品版ではFLIPケースを開くとOSがアクティブになり、閉じるとスリープに切り替わるという。

会場に3Dプリンターを持ち込んで、テスト的に作成したケースを多数展示していた

こちらは坂本ラヂオの「GRAMAS」ブランドで作成したTWOTONEケース

FLIPケースを取り付けた状態。動画視聴やBluetoothキーボードによるキー入力がしやすい設置も可能だ

各種ボタンを装備したTWOTONEケースの側面部分。本体にはしっかりとしたボタン類が備わっていないため、事実上ケース類の購入が必要となる

本体上部。マイクやUSBポート、ヘッドフォンジャックなどが並ぶ

本体下部にはストラップ用のスペースが用意されている

こちらは「NEO」のケース。一般的な四角いケースを避けるため、このようなデザインにしたという。貯金箱としても使えるとか

本田氏は「付属のUSBケーブルはAタイプ側も上下の区別がないのが特徴的」だと説明した