アユートは11月24日、Astell&Kernブランドのハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤー「Astell&Kern AK320」を発表した。日本国内における発売日と価格は未定で、後日あらためて発表される。

AK320

AK320は、DACに旭化成エレクトロニス「AKM AK4490」をデュアル搭載するなど、Astell&Kernのフラッグシップ機「AK380」の基本設計を踏襲したモデル。VCXO Clock(電圧制御水晶発振機)による0.2Psの低ジッター、20バンド/0.1dB刻みの調整が可能なパラメトリックイコライザー機能や、2.5mm/4極のバランス出力端子を備える点もAK380と同じだ。

AK320がAK380と異なるのは次の3点。まず、AK320がネイティブ再生可能なハイレゾ音源はPCM 192KHz/24bitまで、DSD音源はPCM 176.4kHz/24bitに変換して再生する (AK380はPCM 384KHz/32bit、DSD 11.2MHzのネイティブ再生が可能)。内蔵メモリの容量は128GBで、AK380の半分。ボディにはアルミニウム素材を採用している (AK380はジュラルミンとカーボンファイバー)。

通信機能はIEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯)の無線LAN、Bluetooth 4.0。DLNA対応のネットワーク再生機能「AK Connect」にも対応している。microSDカードスロットを備えており、最大128GBのメモリカードを拡張できる。

バッテリー容量は3,400mAh。前面のタッチ対応モニターは4型、480×800ドット。本体サイズは約W79.8×H112.4×D17.9mm。重量は約230g。対応する音楽ファイル形式はWAV、FLAC、MP3、WMA、OGG、APE、AAC、ALAC、AIFF、DFF、DSF。周波数特性は±0.56dB(10Hz~70kHz アンバランス)、±0.55dB(10Hz~70kHz バランス)。S/N比は116dB(アンバランス)、117dB(バランス)。