ポラール・エレクトロ・ジャパンは11月11日、リストバンド型心拍計「A360」を発表した。発売は11月21日で、希望小売価格は税別25,800円だ。S / M / Lの3サイズを用意する。

A360

A360は、活動量や心拍数などを計測し、Bluetoothで接続したスマートフォンへデータを転送するリストバンド型デバイス。光学式心拍センサーを搭載しており、ポラールの心拍計として初めて、リストバンド型を採用している。これまで、心拍を計測するには胸に装着する「Polar H7」といった心拍センサーが必要だったが、独自のアルゴリズムを開発したことで、手首でも心拍を高精度で計測できるようになった。A360単体でも心拍を計測できるが、胸ベルト型のPolar H7と組み合わせれば、約5分で有酸素能力を測定できるフィットネステストなどの機能も利用可能だ。

光学式心拍センサーを採用

充電用・データ同期用のmicroUSB端子を持つ

腕を持ち上げると点灯

装着イメージ(写真はモデルのMAAMIさん)

活動目標に到達するために必要な運動量を具体的に指示してくれる「アクティビティ・ガイド」や、日別・週間・月間でのアクティビティをフィードバックしてくれる「アクティビティ効果」といった「Smart Coaching」機能を備える。ランニングやウォーキングだけでなく、水泳、サイクリング、ピラティスなど多彩なスポーツに対応。約80種類のスポーツから20種類を登録可能だ。

計測したデータは、スマートフォン用アプリやパソコンから利用できるWebサービス「Polar Flow」に蓄積され、分析結果を閲覧できる。ユーザーの年齢や体重を登録すれば、運動量のアドバイスも受けられる。

スマートフォンアプリ。自分の1日の動きがわかり、アドバイスもくれる

長い時間座ったままだとアラートを表示。A360にも「動きましょう!」といったメッセージが

睡眠もモニタリングして安眠度を表示

トレーニングの結果を確認できる

1.18型(横13×縦27mm)のカラー液晶を備えており、トレーニング中も心拍のゾーンをリアルタイムで確認可能だ。また、Bluetooth接続したスマートフォンへの着信やメールの受信、SNSの通知をA360上で確認できる。

本体サイズは幅が23.5mm、厚さが13.5mm。バンド部分含む重量は、Sサイズが31.7g、Mサイズが33.7g、Lサイズが37.3g。8GBのストレージを内蔵し、活動ログをA360に30日分保存できる。30m防水性能を持ち、水泳などでも使用できる。バッテリー容量は100mAhで、バッテリー持続時間は約12日間。

バンドのカラーは、Sサイズがパウダーホワイト、MサイズとLサイズがチャコールブラック。12月以降にはソルベピンク、ネイビーブルーを順次発売。2016年以降には交換用バンドをチャコールブラック、パウダーホワイト、ソルベピンク、ネイビーブルー、ネオングリーンの全5色で販売する予定だ。バンドの希望小売価格は税別3,980円。

スワロフスキークリスタルを埋め込んだ活動量計

ポラール・エレクトロ・ジャパンは同日、リストバンド型活動量計「Polar Loop 2」の新製品として「Loop Crystal」も発表した。28個のスワロフスキークリスタルをあしらったモデル。歩数や活動量、消費カロリーを計測してスマートフォンアプリなどから確認できる。発売は11月20日で、希望小売価格は税別24,800円。

Loop Crystal

次ページでは、フィンランド大使館で行われた製品発表会の様子をレポートする。