先頭の男性は2年連続で一番

このあと、ステージにはiPhone 6sの予約者が10名ほど招かれた。列の先頭にいたのは社会人の男性。聞けば、昨年もau SHINJUKUに先頭で並び、au版iPhone 6を一番に手にしたという。「今日は有給休暇をとってきました。毎年恒例になっています。これから会社によって、新色のローズゴールドを自慢してきます」と嬉しそうに話していた。

予約者は、発売時刻をカウントダウンしながら待った(写真左)。2年連続で先頭に並んだという男性の姿も(写真右)

発売が開始される午前8時に合わせて、会場ではカウントダウンが開始。華々しく幕が上がると、奥からはCMキャラクターでもあるタレントの松田翔太さん、桐谷健太さん、有村架純さんが登場した。

フォトセッションの様子

秋商戦はiPhone商戦

発売イベントのあと、田中社長は囲み取材に応じた。今後の業績予想について聞かれると、同氏は「(iPhone 6sが発売されることもあり)スーパーカケホの予約数は、足元で良い数字が出ている。秋商戦は、iPhone商戦と言って良い。年末に向けて、手応えを感じている」と回答した。

「秋はiPhone、Androidは春商戦と捉えている」と田中社長。KDDIでは各セグメントに合わせた端末を出していくとし、これから冬春に向けてAndroidも出していくとのこと。こちらについても「楽しみにしてて欲しい」と笑顔を見せた。

2階のスペースには、複数の実機が展示されていた

安価な料金プランを提供することで、業績面に減収インパクトがあるのではないか、との質問には「当然、あると認識している。ただ、スマホは高いというお客さんのために3GBのプランを用意した。フィーチャーフォンからスマホへの移行をうながすことができれば、減収インパクトも薄められるのではないか」との見方を示した。

もともと田中社長の胸のうちには「値段が下がった方が良い」という思いがあったとのこと。「私は競争論者。大手3キャリアがシェアを占める寡占の市場なので、競争していくことは良いことだと思っている。KDDIではお客さんの声を聞きながら、多様なプランを出していきたい」と話していた。