iOS 8に付属のWEBブラウザ「Safari」は、とにかくムダがない。上部のURLバーは、URLを表示するという本来の機能にくわえてWEBサイト検索用の入力フィールドを兼ね、CSSなどによる装飾を排除し読むことに徹するモード「リーダー」に切り替えるボタンも表示する。ブックマーク/履歴の表示やページ内検索にも使えるなど、機能が豊富なだけでなく、使いやすくまとめられていることがポイントだ。

ページを下方向へスクロールすると画面下部に現れるフィールドは、前後のページへの移動やタブ作成などに利用する。中央に配置された共有ボタンは、ページをAirDropしたりTwitterやFacebookで投稿したりと、いろいろなアクションを起こすことができる。ブックマーク登録やリーディングリストへの追加も、この共有ボタンで処理できる。

しかし、ブックマーク登録とリーディングリストへの追加は、よりスマートな方法がある。ムダなくデザインされたSafariのこと、なるほどね、と思わせる位置にその機能が用意されているのだ。

その位置とは、画面下部のフィールドに用意されたブックマークボタン。このボタンをただタップすると、ブックマーク画面が表示されるが、タップではなくプレス(1秒以上長押し)してみよう。「追加」を選べばブックマークに、「リーディングリストに追加」を選べばリーディングリストに、その時点で表示されているWEBページが登録される。

機能的には共有ボタンの画面での作業と変わらないが、共有ボタンの画面を表示せずに済むぶん作業がスピーディーになる。ムダなく効率的に機能が配置された、SafariらしいTIPSだ。

操作手順をカンタン解説

1 共有ボタンの画面でも、WEBページのブックマーク登録やリーディングリストへの追加を行うことができるが、よりよい方法がある

2 WEBページを下方向へスクロールすると画面下部に現れるフィールドのブックマークボタンをプレス(1秒以上長押し)する

3 「追加」を選べばブックマークに、「リーディングリストに追加」を選べばリーディングリストに、現在表示しているWEBページを登録できる

(提供:iPad iPhone Wire)