パナソニックは8月5日、加湿空気清浄機の新製品として、適用床面積が40畳までの「F-VXL90」と31畳までの「F-VXL70」を発表した。発売は9月15日。価格はオープンで、推定市場価格はF-VXL90が91,000円前後、F-VXL70が67,000円前後だ(いずれも税別)。

F-VXL90(左から木目調、ホワイト)

F-VXL70(左からホワイト、ブラウン)

パナソニックによれば、花粉やハウスダストといった大きくて重い粒子は落下速度が速いにもかかわらず、空気清浄機は床に落ちた汚れを吸引できない。汚れは人が動くたびに舞い上がっては再び落下するという動きを繰り返しており、床上30cm付近には花粉やハウスダストがたまりがちだ。

そこで、F-VXL90とF-VXL70では、床上30cmを強力吸引する新形状の「メガキャッチフォルム」を採用。本体前面は空気の流れを作りやすい曲線形状、下部吸い込み口は大きく開口している。また、花粉の吸引に特化した「花粉撃退モード」も搭載。ルーバーから前方30度に吹き出す強い風で「花粉撃退気流」を作り出し、下部吸い込み口から吸引する。従来モデル「F-VXK90」と比較すると、約2倍の花粉吸引スピードを実現した(約6畳のスペースにおいて)。1時間に1回、風量を強めた運転を5分間行い、花粉などを見つけやすくする機能も持つ。

メガキャッチフォルム

約0.3μmの微細な粒子まで検知できる「高感度ハウスダストセンサー」を搭載。これによって、2.5μm以下の粒子の量をモニタリングする「PM2.5解析プログラム」の精度が向上した。PM2.5の質量濃度が高い時は本体正面のサインで知らせ、風量を高めて吸引する。

F-VXL90は、突起部を含むサイズがW398×D309×H640mm、重さが約11.8kg。加湿用のタンク容量が約4L。F-VXL70は、突起部を含むサイズがW398×D279×H640mm、重さが約10.2kgで、加湿用タンク容量が約3.2L。

パナソニックは同日、花粉撃退モードを搭載した「F-VXL55」も発表した。適用床面積は25畳まで。推定市場価格は税別53,000円前後。サイズはW360×D230×H560mm、重さは約8.3kg、加湿用タンク容量は約2.3L。